« こういうのはどうだろう | トップページ | Misogamist »

2006年10月 4日 (水曜日)

たまには自分語りも

いつも覗いているquon913 さんのところにこんなバトンが落ちていたので、何の気もなく拾ってみた。たまにこういうブログっぽいネタに乗ってみるのも面白いかと思ったのと、これまでほとんど自己紹介らしいことを何一つしていないということもあるので、今回だけつまらない自分語りを漫然とダラダラやってみることにした。

遵って、よっぽどお暇な方にしかお勧めしない(笑)。


【Q1・あなたの夢を教えて下さい】

夢は勿論楽隠居である。これはもう、子供の時分からそうであって、大して豊かでもないド田舎の小村の、しかも若干貧乏寄りの家庭に育った割には、自分が娑婆に出てあくせく働かねばならないなどと真に受けてはいなかった。

子供時分は病弱で理屈っぽく生意気な人好きのしない餓鬼だったので、愉しい想い出など何もなかった。だから、大人になったらこの退屈で不愉快な時間が贖われ、さぞや開けた愉しい人生が待っているのだろうと無根拠に信じ込んでいた。

自力でそんな運命を克ち取る覇気などは一切ないのだから、そのために艱難辛苦の努力を重ねる程の殊勝さなどはあり得べきはずもない。飽くまで天降りの幸運を口を開けて待っていたわけである。

勿論そんな莫迦げた餓鬼の夢想が実現するはずなどはないので、未だにオレは世界有数の社会主義国である日本で唯々諾々と渋滞に甘んじながらあくせく働いていたりするわけであるが、その裡に毎回三〇〇〇円分だけ買い続けているジャンボ宝くじに見事に当籤して、悠々自適の楽隠居が出来るに違いないと無根拠に信じ込んでいる。

それが成った暁には、ご町内の揉め事に首を突っ込んでお節介を焼いたり、持ち込まれる相談事に尤もらしいでっち上げの返答を返したり、不心得者に安直なお説教のお灸を据えたりと、凡そイ・ンーキョと名の附くブルーブラッドに課せられた高貴な義務を一意専心して忠実に履行し、隠居の道でも頂点に立つつもりである。


【Q2・SM、受け攻めだと自分は何ですか?】

おそらく、本当はMなのではないかと疑われるくらいSの単純結晶であろうかと解している。この分野においてはそれほど複雑な内的機序は想像出来ない。Q1で明かしたような甘い料簡で世渡りしてきたために、人並み以上に非道い目にも遭ってきたので、猜疑心は無駄に強い。何処かでSMとは本来相互信頼に基づいた最も人間的で高踏な遊戯であるというような講釈を耳にしたことがあるが、そのような高踏な屈折には一切縁がないと思われる。

他人と争う場合にも、相手が完全に戦闘不能に陥ったことを確かめ、念には念を入れてトドメを刺さないと安心出来ないような小心者なので、いつも後で後悔するほどやりすぎる場合が多い。遵って、嗜虐心からと謂うより小心で狭隘な心性の故に攻撃的な性根が出来上がっているのではないかと思っている。


【Q3・あなたの「元気のもと」は何ですか】

現在養っている二頭の雌猫であろうと思う。この連中と接していると、少なくとも自分の都合で凹んでいるわけにはいくまいという気分になって、自然と元気が湧いてくるのである。

上の子は女が腐ったような過剰に女臭いねじくれ曲がった複雑な性根の猫で、下の子は非常に女の子らしい素直な性分の猫である。言うならば、管理人さんとこずえちゃんとか、鮎川まどかとひかるちゃんのような取り合わせである。上の子は貪欲に愛情を要求するし、下の子はストレートに愛情をぶつけてくる。

何か、ゾッとするほど人間臭い———というより女臭い処が見受けられるのである。上の子などは、きつく叱られると嘘泣き(実際に視ないと信じないだろうが、大粒の涙まで零す)までする念の入りようである。

相手が人間であればそれ相応の葛藤やぶつかり合いがあって然るべきなのだろうが、何を言うにも相手は人語を解さぬ畜生である。しかも、犬などに比べれば訓練可能性が著しく劣るお猫様である。

トイレの躾けなども人為的に施した訓練というより、排泄物を隠す猫本来の習性に親の代わりに手を添えてやっているだけなのだから、実質的に持って生まれた本然を矯正出来る可能性は皆無である。百万言費やして説教したり体罰を加えても、持って生まれた性根が直るものではない。

それが出来ない以上、オレはお猫様に対しては全面的に折れるのだし、相手が何をしでかしてもそれを未然に防がなかったオレが悪いのだという大前提で相手に接している。要するに、人間相手では出来ない・してはいけないと考えるベタ降りに名分が立つことで、お猫様との附き合いにはある種の感情的慰謝があるのである。

日常的な関係性の文脈で接する女性性としてはこれでお腹一杯になっているので、おそらくこの子らが死ぬまで結婚には縁がないのではないかと思う。


【Q4・今一番行きたい場所】

とくにない。冬場になれば北のほうの温泉場にでも足を伸ばし雪に埋もれて一献傾けたい気分になることもあるが、前述の通り煩瑣くて手が懸かるのを二頭も養っているのでここ三年ほどは旅行に出掛けたこともないし、これからも空けられないだろう。


【Q5・自覚してるから言われたくない自分の欠点】

料簡が狭いこと。好き好んで料簡の狭い生き方をしているのであるから、他人にとやかくや謂われる筋合いの事柄でもあるまいと考える。


【Q6・最近の一番ショッキングな事は?】

あの一件。


【Q7・あなたが好きな人に言われて嬉しい一言は?】

「何方か存じませんが、お陰様で助かりました」←赤の他人前提かよ。


【Q8・眼鏡派?なし派?】

自分自身は眼鏡を掛けているが、異性の好みとしては別段眼鏡っ子萌えはない。時東ぁみはけっこう好きだが、それは眼鏡っ子萌えではなく、生まれつきの持ち分に不自由があるのに無理矢理あざといウリを拵えて頑張っている辺りの気の毒さ加減に萌える「不憫萌え」であると考える。

たとえば、「スウィングガールズ」の本仮屋ユイカや、実写版セラムンの亜美ちゃんとか、「ダンドリ。」のケダマのようなキャラは嫌いではないが、眼鏡の有無とは剰り関係ないと想う。ただ、メビウスの眼鏡っ子に関しては、あれは何か根本的に勘違いしていると想う


【Q9・好きな服のテイスト・ブランドは?】

着道楽なので語り始めると長引くが、我慢してお附き合い願おう。

ブランドとしてはジョルジオ・アルマーニが好きだが、それほど経済的な余裕もないので、アルマーニ・コレッツォーニがほとんどである。但し、本筋のスーツは一着も持っておらず、大きなものとしてはジャケットとロングコートを一着ずつ持っている程度である。ジャン・ポール・ゴルチエもデザインを視る分には好きだが、洋服は一着も持っていない。シックな高級ブランドよりもワイルド系の野卑が入ったテイストが好みだろうと思う。

要するに、特撮や洋画に出てくる悪者のようなテイストが好きなのである。チョイワルオヤジ系とイメージが被る部分もあるが、あっちは悪そうに見せて意外とチマチマ女性的に小洒落ていたりするので、そのあざとい性根が好きではない。「をとこ」の衣裳はせせこましい小細工を入れて演出するものではなく、飽くまで無造作に引っ掛けるモノでなくてはならないのである。

基本的には、翩翻と翻るジョン・ウー系ロングコートに目がないので、無駄にたくさん所有している。昭和の日本人相応の中肉中背の体型なので、せめてもう二寸程も上背があれば着られるコートのバリュエーションが増えるのに、といつも悔しい想いを味わっている。厚手の素材や柄物は好まず、薄くドレープが綺麗に出て素材感や光沢感のある濃色無地のものが好ましい。毎年無闇に新しいものを買うので、ブランドとしてはアレグリ辺りがデザイン・価格のバランスが手頃である。

また、ロングコート以外ではレザーウェアも好みである。革ジャンはなかなかこれぞというものに出会っていないので、一〇年程前に購ったカドヤのニューコンセプターを一着持っているきりであるが、オートバイにも乗らなくなったし、着重りがして肩が凝るので最近は滅多に着ない。懐に余裕があったらザ・フラットヘッドのシンプルな革ジャンが欲しいと想っているが、それほど強烈に購買欲を感じているというほどでもない。オートバイを降りた人間が形ばかりバイカー風を気取ることに抵抗があるからである。

歳を喰ってからは専らレザーとロングコートの併せ技で、ノンブランドのレザーコートを二着所有している。その裡の一着は鞣しの良いスペインのカーフをタイトに仕立てたものだが、裏地に織り瑕のあるB品で廉く購った。裏地が鯖のような金属光沢地な処が地味に派手で気に入っている。もう一着は、比較的廉価でオリジナルのレザーウェアを仕立てるショップにオーダーしたものだが、「MATRIXのネオ風レザーコート」という正真正銘のゲテモノで、ウケを取りに行くとき以外はそれほど頻繁には着ていない。

それから、外出する際には必ず帽子を欠かさない。基本的にハット派であって、これもファーフェルト、パナマ、レザーを併せて無駄にたくさん所有している。一番最初に購入したハーバート・ジョンソンの中折れファーフェルトが最も長く着用したということもあって想い出深いが、クリーニングに出したら、全然別の形に型入れされて戻ってきて落胆したことがある。基本的に洗濯屋の「帽子のクリーニング出来ます」は信用してはいけないということを勉強した。

ボルサリーノの夏帽子からヘンシェルのレザーハット、レッドムーンのハンティングなどいろいろ買ってみたが、近年は文二郎帽子店でクラッシャブル(折り畳み可能)の帽子を夏冬二点買ってそれを愛用している。何故にクラッシャブルかといえば、日本ではハットを被っている人間は非常識な傾き者だと視られるために、仕事の場で客先に出られないからである。

だったら仕事中くらい無帽で通せばいいのにと想った其処のあなた、それを言っては話が終わってしまうじゃないか(笑)。家系上多毛質なので禿げる気遣いは毛頭ないから、禿隠しという意味ではないが、逆上せ症の割には頭痛持ちなので夏冬問わず実用上帽子は欠かせない。

帽子屋だけわざわざリンクを貼ったのも、これを機会に少しでもハットを愛用する日本人が殖えてくれると、オレが個人的に助かるからである。現在に至るも季節時分になると着実に帽子が殖えているが、ハットは仕舞い処に苦労するのでそこら中帽子だらけの有様である。

また、雪深い処の産なので、履き物は専らブーツが落ち着く。所有しているもののなかで一番気に入っているのはアダムス・ブーツのジョドパー(タンカーブーツのようにベルトで締める前後二分割の乗馬用半長靴)であるが、ヒールが高いので腰に来るし、インポート物だから幅が狭くて足が痛くなり、長距離を歩く場合にはまず履かない。これは半長靴だが、シャフトの長い普通のウェスタンブーツも当然持っている。

ウェスタンブーツの類は騎乗を想定して鐙を確実に踏み込むための履き物なので、踵が高く土踏まずを深く刳ってあって、基本的に歩行には向いていない。加えて、雨が降らない乾燥した砂漠地帯で生まれたものであるから、多雨多湿の日本では履き処をかなり選び、剰り実用的な履き物とは言えないだろう。これもオートバイに乗っていた頃の趣味の名残である。

同じくバイカー時代からの趣味の流れとしては、ミリポリ系のタクティカルブーツも好きで、ハイテック・マグナムのタクティカルブーツを三足ほど持っている。こちらは歩きやすいことにかけては無類ではあるが、密閉性が高いので一日履いていると若干蒸れる。とくにオレは手足などの末端部が異常に熱くなる体質なので、夏場履いていると足指が溶けるほど熱くなる。オートバイに乗っていた頃は、どうせ何を履いても熱いので気にならなかったが、普通に歩くようになってからは煩わしくなった。

それやこれやを考え併せると、エコーのトレッキングブーツが最も履きやすく疲れないのではあるが、手持ちの衣類と全くそぐわないのが悩み処ではある。

こういうやくざな趣味の持ち主であるから、当然ジャラジャラした物にも相応に興味がある。そんなに数は持っていないが、日常的に身に着けるのはゴルチエのイヤーカフと一馬のリングである。体質的に耳朶が腫れやすいのでピアス孔が空けられず、今では廃れてしまったイヤーカフを専ら愛用している。一馬のリングは、現在のラインナップは妙に紋様的な方向に行ってしまったが、初期のラインナップの具象的な一点である怪獣のような蛙のリングが気に入っている。

現在、「GARO」の劇中ブロップを担当したJAP 工房が販売しているザルバのリングを購入しようかどうかを、真剣に悩んでいる処であるが、バンダイのイクイップ・アンド・ブロップシリーズのオマケを視て何となく満足したので多分買わないと想う。

今までの話を綜合して、ハットとロングコートとブーツを組み合わせ、ジャラジャラの光り物を身に着けた「ヴァン・ヘルシング」のヒュー・ジャックマンのような中肉中背の中年男をイメージしてドン引きしたという其処のあなたに問うが、そんな妙なナリを好むド変人でもない限り、こんな偏屈なブログはやっていないと思わないか

それに、他出しない場合はいつでも小汚いジャージで外出時はサンダル履きだからそんなに案ずるには及ばない。

しかし、人間というのは自他共に悪趣味であると認める事柄については、何故にこうも嬉々として饒舌に語ってしまうのであろうか。多分それは、もう取り返しが附かないほどに肥ってしまった中年女性が、一朝話題が肥満話に及ぶと、人前をも憚らずに腹を出して、自慢げに見えるほど堂々と肉を摘んでみせる感覚に近いのではないかと考える。


【Q10・好きな言葉は?】

「だから言ったじゃないか」


【Q11・好きな曲は?】

クサくても構わないなら、ワグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の第一幕への前奏曲だろう。これを聞くと無駄に前向きな気分になる。勿論、聞くときは普通に指揮をする———というのは嘘である。過剰に体裁を気にする北陸人なので、そういうアカラサマに恥ずかしい真似はしない。クラシック、就中後期ロマン派の大仰な奴は総じて好きだが、やはり恥ずかしい趣味なので人前では言わない。

クサいの禁止というのなら、多分生涯に最も繰り返し聞いたアルバムは「中森明菜 ベストII」と森高千里の「森高ランド」であろうと想う。中森明菜のほうは直撃世代だから仕方ないとして、森高のほうは何故そんなに摺り切れるまで聞いたのか、今となってはよく想い出せない。

唯一つ言えるのは、人間にはそういう時期があるということだ。

今でも大勢でカラオケに行くと、「ミ・アモーレ」と「赤い鳥逃げた」を続け様に入れて本気で嫌がられるとか、「森高ランド」の楽曲をあるだけ全部入れて演奏停止ボタンを連打されることが屡々ある。

大人しく「LIVE ALIVE」とか「ELEMENT 」を歌うように精々心懸けているのだが、やはり傾き者の血が騒いで「少年よ」をベルカント唱法で腹の底から朗々と歌い上げて引かれることもある今日この頃である。勿論、そのときにマイクのお尻が高々と天井を向いていることは更めて強調するまでもない。


【Q12・一生起きない夢の中で“幸せ”に暮らす。厳しくとも現実を生きてゆく。あなたはどちらを選びますか?】

「吸血姫美夕かよ!」   というツッコミを入れつつ、後者を選ぶ。自分という主観やその感じ方だけが重要であれば、夢の中で生きていくのも悪くはないが、当たり前の生活人にとって世の中が面白いのは、自分の心の外に在る他者や外部の存在を措定的に信じ、それに対する方法的懐疑を捨象するからである。その超越を疑うことには少なくともオレは興味を感じない。

だとすれば、夢の中で幸福に暮らすことに、オレは意味など見出せない。夢というのは他者や外部という措定的な実在を前提にするのだから、措定的な外部とのリアルタイムの対応関係を外れた体験は、編集された記憶としての仮構的擬似現実でしかない。

夢と現実に意味的な差異がないのなら、そもそもその二項を立てる必要自体が消失するのであり、敢えて夢か現実かの二項を立てて何れかを選ぶというのなら、そもそも現実以外選びようがないのである。

……というのは、勿論つまらない言葉遊びだけどね(笑)。


【Q13・貴方の中で今までで一番ヒットしたアーティスト・芸能人またはキャラは?】

こんなことを書いたら、どんなに糾弾されるかわかっている。世の教育評論家には、鬼畜のように罵倒されるだろう。青少年保護育成条例に反するといわれるかもしれない。そんなこと承知で打ち明けるが、私は少女を愛している

……という悪趣味な冗談はさて措き、実生活上の嗜好もさて措いて、芸能人ということでは、専らヒットするのはローティーンの少女である。これを剰り声高に口にするとあらぬ誤解を受けるので、常日頃は口に出さないようにしているが(笑)。

まあ、少女に限らず、基本的に芸能人というものには「旬」というものが厳然として存在すると想うので、通時的に思い入れのあるアイドルやアーティストというものには心当たりがない。大体、特定年齢を過ぎると何うでも好くなってしまう。

最近のヒットは「女王の教室」の志田未来だが、「探偵学園Q」や「サプリ」を観た時点ではすでに何うでも好くなっていた。一応今秋の「14歳の母」も惰性で観る予定ではあるが、割と何うでも好くなっている感は否めない。志田未来の旬は「雨鱒の川」や「デカレンジャー THE MOVIE」の頃であろうと想う。

一頃「仮面ライダーJ」から「怪奇倶楽部」辺りの野村佑香がヒットしたが、「三姉妹探偵団」の頃にはもう何うでも好くなっていた。近年では入れ込みから飽きるまでのサイクルがどんどん短くなっているように想う。今はもう、人単位で入れ込むというよりも一本の映画、一本のドラマに留められた、最良の瞬間の映像として記憶に残ればそれでいいのではないかと考えている。

所詮エロスとは人という実体に伴うものではなく、一瞬の五官の記憶でしかない。

美少女という存在は、特定年齢で美的形質が固まったその一瞬を映像として消費されるからこそ見世物として成立するのであると考えている。受け手の一方的な視線上に結実する虚構的なイリュージョンである芸能人やアイドルというのは、エクスペンダブルに使い棄てられる、つまり飽きられるからこそ健全なのだと謂うのがオレの持論である。ファンと謂うのは移り気なもので当たり前なのである。

美的形質を超えた人間性の部分で一人の人間に惹かれると謂うのであれば、そうした実感は実生活上の関係性のためにとっておけばいいのではないか、と、身も蓋もないことを言ってみる。


【Q14・今まで行ったことのある場所で思い入れのある場所は?】

EXPO 70。レトロフューチャー的モダニズムというより、当時の人々が共有していた世界観でありながら今や何処にもない未来像として一際思い入れがある。


【Q15・今ハマってるもの】

やはりブログだろう。ある程度のマッスに向けて映像語りを行うことはヲタクたる者の必然的な習性なので、一昔前は同人誌や宇宙船の投稿欄でしか出来なかったことが気軽に出来るようになった意義は大きいと想う。アクセス解析を視れば自分の発話にどの程度の規模の反響が得られたのか概ね判るわけで、自己責任での周知努力の手応えもダイレクトに得られる。

ことにオレのブログは文章量が長大なので、当然読み手やアクセス機会を選ぶだろうと予想していて、それほど大きな反響は期待していなかったのだが、話題によっては期待以上のアクセスが得られることもあり、解析状況から考えてその何割かはご精読をいただいていることが伺えるので、想った以上の手応えが得られている。

そもそもこの種の映像語りのブログの意味としては、書く行為自体が漠然とした想念を外在化させるための手段として目的化している部分もあるわけだから、誰一人読まなくてもよさそうなものではあるが、それでもやはり一人でも多くの人が読んでくださると単純に嬉しいものだ。

オレは現実の生業でも文章を書く仕事をしているが、企業広報関連ということで映像文芸とは縁もゆかりもないし、オレ個人の意見が表面に出ない仕事である。文芸一般に関する言及は飽くまで趣味の領域であり、その分メジャーマスコミが決して踏み込まない部分に言及することが可能である。

仮にも商売人の端くれたる者が、一銭にもならず宣伝にもならない文章をこんなに書いてご苦労なことで、と仰る人もいるのだが、何処かから金を貰ったらこんな内容は書けないのだし、文章というのはそれを生業とする商売人にとっても、商売のためだけにあるものではない。

小遣い稼ぎのアフィリエイトを一切排しているのも、金を遣って自分のための娯楽として書いている文章であることをオレ自身に対して明確化するためである。


【Q16・今まで回答してきた中で必要ないと思った問いを一つ外し、欠番になった番号に自分で考えた問いを入れて次の人に回して下さい】

【Q6・最近の一番ショッキングな事は?】というのは、インタビュイー自身とは関係が薄い質問なので、月並みではあるが【Q6・あなたがよくみる怖い夢は?】に変更して廻したい。バトンの大本を辿っていないので、前の履歴と被っていたら申し訳ない。

因みにオレがよくみる怖い夢は、閉暗所恐怖症なので地底の狭いトンネルを潜っている夢である。もう、その手の話を聞いただけで心拍が上がって気分が悪くなる。覚醒時ですら苦手なのだから、感覚が誇張されて感じられる夢の中で経験すると、居ても立ってもいられなくて飛び起きてしまうのである。

大昔は、山上たつひこの「光る風」で、少年院から脱走するためにどれだけあるか判らない便槽の配管を潜って抜ける場面を見て気持ち悪くなった。また、「ポセイドンアドベンチャー」の水没した空間を潜って向こう側に渡るという場面を見て、やっぱり気持ち悪くなった。

創作怪談として有名な「監獄を脱走するために仮死状態になって棺桶に入り、買収した墓堀人が掘り起こしてくれるのを待っていると……」という話も、想い出す度に気持ちが悪くなる。「ハムナプトラ」のラストで、お調子者の小悪党がピラミッドに鎖じ込められ暗闇の中でスカラベに喰われる場面も、かなり想い出したくない部類に入る。

「王様のブランチ」を漫然と観ていて映画コーナーで「ディセント」が紹介されたときは、速攻でチャンネルを替えた。また、「アンビリーバボー」を観ていてスクーバダイビング中にエアが切れて海水で一杯になった海底洞窟に鎖じ込められた話を聞かされたときも、急いでチャンネルを替えた。さらには、京極夏彦の「どすこい(仮)」所収の「すべてがデブになる」を読んだときなどは、

その晩夢にみて魘された

「どすこい(仮)」を読んで悪夢に魘され寝汗を掻いた人間など、日本中でオレくらいしかいないだろうと想う。


【Q17・バトンを回す5人】

仲間内でオープンなブログをやっているのはオレだけなので、廻す相手がいない。置いておくので好きに持っていっていただきたい。

|

« こういうのはどうだろう | トップページ | Misogamist »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136645/12148331

この記事へのトラックバック一覧です: たまには自分語りも:

« こういうのはどうだろう | トップページ | Misogamist »