Mustela putorius furo
それでは「きらきら研修医」のほうは何うかと言うと、まあ善くも悪しくもアイドルドラマとして視るべきだろう。実は主演の小西真奈美は釈由美子と同い年の二八歳の曲がり角に立っているのだが、三十路近い女優の何処がアイドルなんだというツッコミは当ブログでは一切受け付けない(笑)。
オレの視点では美山加恋や小池里奈もアイドルなら、江角マキ子や片瀬那奈もアイドルなのである。
そんな強弁はさておき、研修医というのは制度上必要な年限を単純計算すると二五歳前後のはずだから、現在二八歳の小西真奈美は、劇中では実年齢より二、三歳鯖を読んでいることになるが、まあ、医大受験では浪人もザラであるし留年の可能性もあるだろうから、二八歳の女優が研修医役を演じるのはあながち不自然ではない。
いろいろ調べてみると、普通にストレートなプロセスを踏むなら、ずぶの素人が曲がりなりにも一人の医者と呼ばれるのは最も早くて二七歳からということになり、別の言い方をすれば、医者という人種は実年齢よりも何歳か精神年齢が若いことが多いということなのだろう。
劇中の織田うさこは原作の性格上具体的な年齢は特定されていないので、それほど優秀なオツムでもないのに、いろいろ苦労した末にやっとこさ医大を卒業したんだなあという風に考えれば、小西真奈美で年齢設定的にはクリアしているだろう。安産のお守りの効能も一回目の受験の話だとは断っていないから、その辺は飽くまでも曖昧である。
その小西真奈美は結構不思議な人で、「ヒミツの花園」からの流れとは言え女優の年齢の話から入るのは甚だ無粋だが、女優としては九八年頃のデビューだから八年くらいのキャリアがあることになり、そのときすでに二〇歳だから「美少女アイドル」であった時期がない。素の人柄やCMなどのイメージから、癒し系で育ちの良いお嬢さん的なパブリックイメージがあるようだが、ドラマや映画ではどちらかと言うとキツい役柄を演じることのほうが多いような気がする。
劇中でも突っ込まれているように極端な小顔で、黒目勝ちの潤んだ瞳や笑顔の雰囲気が好いのでついつい癒し系のイメージで視てしまうが、よくよく視ると意外に鼬や貂のような小型の肉食動物系の顔附きをしていて、黒目勝ちなのも可愛い子鹿ちゃんというよりもっと獰猛な印象に見えないこともなく、「ココリコミラクルタイプ」のコントやドラマでサディスティックな役柄を演じても違和感がない。
清楚な柄の故なのか、今回のうさこも含めて白衣を纏った医療従事者の役柄が多かったため、個人的にはまるで六尺有余の白鼬のようなイメージを持っている。小顔で背がスラリと高く髪が長いので、立ち姿はまるで巨大なフェレットが立ち上がったかのような印象で、つまり「ガンバの冒険」のノロイを彷彿させる。
友人の物書きに「人を殴りそうな女が好き」と嘯く窮め附けの変態がいるのだが、その変態が常々そのような文脈上で小西真奈美を賛美するので、彼女をよく識らなかった頃はあんな癒し系のお嬢さんが男を殴るわけがないじゃないか、厭だなぁ変態の妄想はこれだからキモいんだよとか片附けていたのだが、メディアへの露出が増えるに連れ、たしかに腹の読めない怖そうな女優だと思うにようになった。
まあそういうのに鼻が利くからこそ変態なわけで、変態のキモさに些かも変わりはないわけだが、これまでTVドラマではそれほど印象に残るような役柄に恵まれていなかっただけに、更めて小西真奈美に注目するきっかけにはなった。
全国区の知名度という面ではNHKの「ちゅらさん」とCXのバラエティ番組ココリコミラクルタイプへの出演が大きいだろうが、前述の通りTVドラマではこれと言った当たり役に恵まれていない印象である。おそらく小顔のノッポで薄味な柄なのと、怖い顔をすると本当に怖いのがアンバランスで、トータルイメージとして何う使ったものか迷わせるのではないかという気がする。
CMでは終始にこやかな笑顔でビールを呑めだの習い事をしろだのと語りかけるが、ミラクルタイプのコントでは、同じような笑顔の儘で田中直樹をぶん殴ったり松下由樹に痛烈な毒舌を吐いたりしているのだから、何ういうイメージで売ったものか甚だ微妙である。
芸歴八年で最初から知名度もあり「北区つかこうへい劇団」で揉まれて演技力にも定評があり一般的には本格派美人女優(決して『バラエティタレント』とは視られていないだろう)で通っているのに、この安直なブログネタドラマきらきら研修医が連続ドラマ初主演というのもかなり不遇な芸歴なわけだが、それは一面では、前述のような女優としての売りにくさの故もあったのではないかと思う。
だから、正直言ってデビューから八年も経った今頃になってフレッシュマンイメージでアイドル売りするのは知恵がないと思うのだが、ロングヘアをバッサリ切ってまで初主演に気合いを入れている本人の意気込みを思うと、まあ安易な売りとは言えヒネた見方をせずに素直に乗ってあげたくなる(笑)。
誰でも連想することだが、新米研修医が演じるドタバタ奮闘記という枠組みのこのドラマは、たとえば観月ありさのヒットシリーズである「ナースのお仕事」や、日テレがそのスタッフを引っこ抜いて作った松岡昌宏主演の「ナースマン」と類似の物語であるわけだが、シリーズ第一作の時点で夫々観月ありさが二〇歳、松岡昌宏が二五歳であるから、フレッシュマンの奮闘記という体裁でアイドル売りが通用した。
この場合、社会人一年生が失敗を繰り返しながら成長していく姿を微笑ましく見守るというのは、演技力の巧拙とは無関係に、まあ若くてフレッシュな時期しか出来ない役柄で、言ってみればアイドル売りの一種である。
ナースのお仕事ほどの長期シリーズになると、主人公や周囲の人々のその時々の年齢に応じた問題性を取り扱うキャラクタードラマにシフトしていくわけだが、出発点のコンセプトとしてはアイドルから女優専業にシフトした観月ありさをさらにアイドル売りするものと表現して差し支えないだろう。
如何に研修医はそれより年嵩でも通用するとは言え、三十路を目睫の間に控えた女優をフレッシュマンで売るというのも相当無理がある。二八にもなって———というセリフを前回も多用した記憶があるが(笑)、新米社会人のドジ娘を演じてアイドル売りをされるというのも、何だか気の毒な気もしないでもない。
そういう意味では、脚本を読んで気に入らなければ鼻も引っかけないという某事務所の気持ちだけ大女優さん方とは違って、作品の内容には目を瞑って受けた仕事なんだろうなあという雰囲気がありありで、まあぶっちゃけまったく中身のないドラマである。
来歴を調べると、例の眞鍋かをりが司会を務めた「ブログの女王」という深夜番組で原作のブログが書籍化され、さらにそれがドラマ化されたという形になるわけで、最初から作り込んだ緊密なお話を期待してもしょうがない。さらに、ナースのお仕事と違って一応すべて実話ベースという建前なのだから、研修医とは言え医療従事者の一人である以上、患者のプライバシーや病院内の守秘事項に触れる懼れもある。
迂闊なことを書くとカルパッチョの二の舞になるわけだから、勢い研修医ならではの面白い逸話というのも、実はそれほど赤裸々に描くわけにはいかないという縛りがあるだろう。原案のブログを調べてみると、勿論個人名や病院名は書かれていないが、書かれている内容が事実なら当然本人の周囲にはバレバレの書き方になっている。
個人のブログそのままではなく、いろいろデリケートな問題をクリアして刊行されたはずの書籍に基づいてドラマ化されているのだし、ドラマの進展に随ってオリジナルエピソードも随時入れ込んでいくのではないかと思うので、先行きそれほど問題はないと思うのだが、まあドラマの形態上それほど突っ込んだネタを扱うとは思えない。
原作者個人はある程度周囲に認知されているはずなので、ドラマで描かれたこと=ブログに書かれたことと誤解する人もいないではないだろうから、患者やその家族のプライバシーに剰り踏み込んだ筋立ても描けないだろうし、病院の不備や表沙汰に出来ないような実態もネタには出来ないだろう。視聴者としてはこの種の業界物にはその種の裏の実態のリアルな面白さをこそ求めると思うのだが、そのような成立事情がある以上は、剰り「研修医」に比重がかかる仕立てのドラマにはならないはずである。
第一話で言えば、風邪をひいて高熱を発している研修医がそれを報告せずに小児科で診療を続けていたとか、新米研修医が転科初日から手違いで手術室に呼び出されて止血を任されるなどという描写は、けっこうギリギリだと言えるだろう。
劇中で言及されているように、体調不良の医者が連日診療に当たっていたということで過剰に反応する人もいるだろうし、免疫力の弱い病気の子どもを扱う立場の人間がもし感染性の疾患だったら何うするんだとか無闇に騒ぐ人がいないでもないだろう。
また、手違いで手術室に呼ばれるくだりも、医者視点では「誰にだって初めてのときはあるんだから」という感覚なのだろうが、その「初めてのとき」に当たる患者の立場ではずぶの素人に身体をいじられるのは気味が悪いだろう。
実際、学校で六年間勉強をしただけのずぶの素人が一人前の医者になるには何うするのかと言うと、OJTで実際に医者の仕事を手伝いながら実地に学ぶわけだが、医療に完全幻想とそれとは表裏一体の不信感を持っている日本の場合は、その当たり前の実態を剰り表に出すと無用な感情的誤解を招く懼れがある。
まだしもナースのお仕事のように、第三者が取材して面白おかしく現場の実態を脚色したフィクションという口実があればその限りではないが、今回の場合、リアルタイムで研修医生活を送る女性が実際に日々経験したことを書き綴ったブログが元になっているのだから、謂わば現場からの内部証言である。心構えのユルい新米がうっかりポロリと洒落にならないことを書き込んでしまうのではないかと、意地悪な好奇心で視ている人もいるのではないかと思う。
その辺に関しては、これまでの同傾向のドラマに比べてかなり危うさを秘めていると思うのだが、それ故に当たり障りのない青春ドラマに徹した作りになるのではないかと予想していて、第一話を視る限りその予想を大きく出るものではなかった。
製作が例によってドリマックスということで、この手の無内容なドタバタは人間にまだ尻尾があって樹上生活していた頃から手懸けているわけだが、まあ要するに中山美穂が半ケツのパンツを見せたり木村一八がブル中野やダンプ松本に竹刀で殴られボンズを脱がされているのを観るような感覚で観るのが正解である。
第一話の見どころと言えば、相手役が寺島進ということで、如何に小西真奈美が小顔ででかいかを実感するというところだろう。実は寺島進は公称でも身長一六五センチなので、公称一六八センチの小西真奈美はカタログスペック上ですでに寺島よりもでかい。うさこが高熱に浮かされて朦朧とする場面では、背後からいきなり不意に巨大な大鼬がのし掛かってきたために、寺島が素でよろけている。
ダンドリのかしこさんこと木南晴夏はそれを目撃してフェロモンの効果でうさこが倉橋に抱き着いたと視たわけだが、寧ろオレには送り狼が襲い掛かって来たようにしか見えなかった。前日の「ザ・ベストハウス123」で「でかい犬ベスト3」というのをやっていて、立ち上がると二メートルもある巨大な犬がレポーターの肩に両前足を掛けて蒟蒻のような舌で顔をベロベロ舐め廻していたが、あの辺の映像も脳裏に蘇ったというのは内緒である。
……いやまあ、幾ら何でもそんなにでかくはないのでついつい話を膨らませただけのことなのだが、初っぱなから小学生くらいの餓鬼を背負って身軽に石段を駆け上るという視るからに頑健そうな描写が描かれ、「ごつい」イメージを強調しているのがたしかにこれまでになくキャラが立っている。
普通の若い女性ならあのくらいでかい餓鬼を背負って他人にぶつかったらこっちが倒れそうなものだが、小揺るぎもせずにパパイア鈴木や研ナオコをぶっ飛ばすという重モビルスーツのような描き方をしているのが新しい。これまではあんまり小西真奈美の生脚を視た記憶がないのだが、かなり骨太で逞しく見えた。
これまでは、みんな内心そうは思っていても敢えて黙って良家のお嬢さん視していたのに、実は顔が小さいから上品に見えていただけで普通にでかい女という前提でキャラが描かれている。さらにまた、デビュー以来のロングヘアをバッサリショートにしているので、否が応にも頭身が強調されていて、実際以上に縦に長く見える。
そのような次第で小西真奈美も従来のイメージからの脱皮を図って頑張っているし、ある程度キャラの魅力としては成功しているのではないかと思う。ヒミツの花園との対比で言うと、あちらは登場人物を絞り込んでワンシチュエーションをメインにしたドラマに徹しているが、こちらは研修医の制度上スーパーローテートで転科を繰り返すわけであるから、主人公のうさこを巡る人間模様が多彩で賑やかなドタバタになっている。
看護師役で若い女優も揃えているし、ふせえりや木南晴夏、井村空美や松嶋初音など馴染みのある顔ぶれなのが安心感がある。まあ、井村空美はちょっと視ない間に妙に顔が膨れて最初は誰だかわからなかったが(笑)、公式サイトの相関図を視るに、各科別に主任と若手二人という組み合わせでその都度新しい看護師が顔を出すようで、人選の方向性が好みに合っているのでその辺も楽しみにしている。
識り合いに製薬会社の人間がいてMRの業務について聞いたことがあるから、ジャンバルジャン製薬の山崎の描き方は何うなんだろうと思わないでもないが、まあ一般人とは接点のないB2Bの職掌だから、誤解を与える描き方でもそれほど実害はないと言えるかもしれない(笑)。一応断っておくが、劇中の山崎のようなことをやると今はかなり厳しいペナルティを問われるので、あれはドラマの嘘であるとだけは言っておこう。
その知人は、観ると腹が立つのがわかりきっているので、このドラマだけは絶対観ないそうである(笑)。まあ、普通に考えても製薬会社のMRが、研修医とは言え将来医者になる人間に説教すること自体あり得ないとかそういう話になるので、最近その種の話題に偏している嫌いはあるが、業界物というのは所詮その程度のリアリティで視るべき筋合いのものである。
まあ、最後に纏めらしいことを言うなら、でかい鼬のような小顔の美人女優がアタマの悪いドタバタをノリノリで演じる姿を可愛いと思える人だけが観れば何の実害もない不快感のないドラマである。
ウェンツ瑛二以外にイケメン系の若手俳優が出ていないので、まあ女性視聴者には一切お奨めするものではない。
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コメント
あのー、人を殴りそうな女が好きな変態と書かれた本人ですが、「キモい」は勘弁してくれ(笑)。
私としては、「キモい」のは、その変態嗜好が他人に通じないことを自覚していない人間なんじゃないかと思うのね。あるいはそれは、「イタい」の方に入るのかも知れないし、私の言動がその自覚を感じさせなかったのかなあ、とも思うけれど、ただでさえ妙な文章を書いている上に、外見も最近、実際キモくなっているので、ちょっとこたえる(笑)。
まあしかし、これもまた趣向として使っていただけるのであれば、キモいのを自覚しつつ日々変態に励みますが(笑)、実際このドラマは、小西真奈美を見る以外、何も内容がないですね。そこが、アイドルドラマと認識される理由だろう、と思う。
よって、小西真奈美をアイドルとして再認識した場合、それを夜の夜中に、舌なめずりをして見ている中年男の私……あ、ほんとにキモいな(木亥火暴!!)。
投稿: 毛小子 | 2007年1月14日 (日曜日) 午後 05時32分
変態さん、いらっしゃい(笑)。まあこの上変態論議に花を咲かせても何うかと思うんだが、変態はその社会的姿勢が何うあれ、欲望の在り方そのものが他人から視てキモいことは間違いないので、そこは自覚しようよ(木亥火暴!!)。
「いやいや、他人様に通じないことはわかっているのですが、私は小学校五年生の美少女が入った後の汚れた風呂の水を一気呑み出来たら死んでも構わないと思っているのですよ、あなたにはおわかりにならないでしょうけどね、はっはっは、いや、はっはっはっはっは」
ほら、キモい(木亥火暴!!)。社会的な嗜みがあることと、変態であることはそもそも無関係なのですよ。変態のキモさとは…そうですな、「存在論的他者性」とでも表現しておきましょうか(木亥火暴!!)。
投稿: 黒猫亭 | 2007年1月15日 (月曜日) 午後 11時51分
変態話ばかりでは何なので、真面目な話も(笑)。
日頃こういう会話をよくするので、毛少子先生には通じていると思うけれど、ちょっと本文中で説明不足だったかなと思うのは、「女優・観月ありさのアイドル売り」という部分の筋道がちょっとややこしいところですかね。アイドルというのは勿論若い男女の可愛さを売る商売であるわけですが、職業としてのアイドルと俳優というのは本質的に違う職制であるわけです。
アイドルというのは、キャラクターとしてのアイドルの可愛さをビジネス化するためのシステムで、CDや映像作品というのは、アイドルの可愛さを財に変換し回収するための通貨としての側面があります。ファンはそのアイドルが好きだからCDや映像ソフトを買うわけで、基本的に歌や演技が優れているから買うわけではない。アイドルというのはどんなに専門的な才能やスキルがあっても、本質的に音楽や演技の専従者ではないわけです。
俳優というのは、その意味では演技の専従者であって、本人の可愛さが職制の本質ではない。建前的には、プロのレベルの演技を行うことで初めて職業として成り立つのであって、可愛いとか美人とかいう資質は演技者の方向性を決定附ける付加価値的な側面があるわけですね。
アイドル時代の観月ありさも、たとえば「放課後」や「じゃじゃ馬ならし」などのTVドラマや「超少女REIKO」のような映画で実績があるわけですが、それはアイドルの魅力を財に変換するシステムにおいて結果を残したことになるわけです。
しかし、「ナースのお仕事」の頃の観月ありさは、年齢的に旬を過ぎたのとかなり体型が変わってしまったということもあって、アイドルとしては通用しなくなっていて、女優をメインに活動していこうとしていた時期だったと言えますね。
その場合、一気に大人びた脱アイドル的な芝居の方向性もあったと思うのですが、観月ありさのような童顔ではアダルトな雰囲気の役柄は難しい。その意味で、「ナースのお仕事」のようなキャラクタードラマというのは、可愛げのある女優さんのフレッシュな魅力を活かす方向性であるわけで、女優としてのアイドル性を前面に押し出した方向性だったということです。二〇歳というのは、アイドルとしては薹が立っていても、女優としては充分若いですから、そのギャップを活かしたという言い方も出来ますね。
小西真奈美については、そもそも最初からアイドルではなく女優と見做されているわけで、その延長上で「清楚な美人女優」のラインや「実力派女優」のラインが模索されていたわけですが、その方向性で大きくブレイクすることは結局なかった。潜在力がある割には一線級とは見做されていなかったわけですね。
元々実力のある人ではあるんですが、何うも女優としての力量だけで勝負すると華がなかった、それで今回は「ナースのお仕事」的なキャラクタードラマで初主役を演じるということで、女優としてのアイドル性を前面に打ち出す方向性で勝負に出た、でもまあ、ぶっちゃけ二八でアイドル売りって何うなのよ、とまあ、要約するとこういうことになりますかね(笑)。
投稿: 黒猫亭 | 2007年1月16日 (火曜日) 午前 12時34分