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2007年2月22日 (木曜日)

Devils

先週からファミリー劇場で「アクマイザー3」の放映が開始されたが、これはどうやら本放映時にはオレの郷里でネットしていなかったらしく、存在だけは識っていたが今まで未見だった。

面キャラ萌えのハシリであるダルニアという女性キャラもいることだし、割合楽しみにしていたのだが、第一話を観て「なんじゃこりゃ」と驚倒した。何というか、今時のトクサツなら一クールかけてじっくり描くような内容を第一話で全部語るというのは時代性というものだろうが、それぞれの場面でカットが二つ三つくらい平気で抜けているような凄まじい飛ばしのセンスにはさすがに驚いた。

最初に観たときは、うっかり余所見をしていて大事な場面を見逃したのかとすら思ったくらいで、幾ら何でもこの時代ですらやはりこの語りのセンスは奇異に感じられたことだろう。今週放映された第二話もまた凄まじく、普通ならシリーズ中盤で出て来て二、三週引っ張るような主人公ザビタンの母親ネタがいきなり使い捨てにされる爽快さは、今時のしんねりむっつりしたトクサツでは視られないものである。

第二次特撮ブームの頃の粗製濫造ぶりは資料などで目にしてはいるが、オレが識る限りではここまで物凄い省略のセンスで語られた番組は視たことがない。パイロットだけならまだ納得が行くのだが、来週の第三話でもこんな調子だと、これはもう当時の長坂秀佳の芸風だと思うしかないだろう。

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