« 絶不調の一週間 | トップページ | くりずさんへのお返事 »

2008年8月12日 (火曜日)

THE SEVEN PERCENT SOLUTION

このところ、暑い暑いとしか言わない愚痴ブログ化しているが、今年の夏は個人的な事情もあって本当に暑いのだから仕方がない。元々暑いと何も考えられなくなるタチなので、これは深刻な脅威である。

天候や住居の構造上暑く感じるのは仕方がないとして、不甲斐ないのは非力窮まるエアコンの冷房能力である。転居の際に空調業者から「これ、中までヤニで汚れてますから三割くらいしか働きませんよ」と脅されたので、高いカネを払って分解掃除を頼んでいるのだが、元手がかかっているんだからしっかり働けと言いたくなる。

二十度台なら或る程度涼しいのだが三〇度を超えるともうダメで、吹き出し口から温風が出てくる有様なので、もう少しくらい何とかならないかと思ってネットを検索してみたところ、どうも室外機の汚れが問題なのではないかと思うようになった。

たしかに今まで室内機の清掃には気を遣っていたが、室外機のほうについてはあんまり気を遣っていなかったということがある。エアコンの構造なんて今まで気にも留めていなかったのだが、どうやら室外機のほうにも熱交換の為のフィンが並んでいて、それが汚れたり目詰まりすると性能が落ちるということである。

それを目にしたのは夜の夜中のことだったのだが、藁にも縋る思いで懐中電灯片手に室外機の裏のフィンを調べてみたところ、これが完全に塗り壁状態になっていた。

既述の通り、ここは三方を畑とグラウンドに囲まれていて、のべつ土埃が舞い込んできてベランダや窓枠に土が溜まるような土地柄である。加えて、ペット可の条件のところであるから、ウチや近所隣の洗濯物から盛大に犬猫の毛が飛んでくる。

結果的に、エアコン裏の熱交換機は、犬猫の毛の芯に土埃がまとわりついて漆喰状態になっていて、たった半年で完全に目詰まりしていたという次第である。前述の通り春先に一度分解してすべての部品を灯油で洗浄しているので、完全にここ半年で付着した汚れだということになる。

剰りの惨状に愕然としてしまったのだが、気を取り直してただちにバケツに一杯湯を汲み、一旦湯を掛け流して柔らかくしてから目地掃除用のハンドブラシで丁寧に漆喰を落としてやると、煙草のヤニなどのしつこい汚れは春先に一度落としているので一通り綺麗になった。仕上げにもう一杯湯を汲んできて流して、乾いた頃合いにさらに念の為にエアコン掃除用のスプレーミストを掛けてから、暫く待ってスイッチを入れると、さすがにすぐには効果は出なかったが、徐々に涼しくなってきた。

少なくとも、これまでよりは過ごしやすくなったことは間違いない。勿論、居間に一機エアコンがあるだけでは屋内すべてが冷やせるわけではないから、少ない原資は大切に使わなければならない。冷気を分散させて全体に生温くなるよりも、一箇所でも涼しい場所を確保することが重要だと考えて、居間の出入り口の隙間を厳重に目張りして密閉性を高めることにした。

そうは言っても、ウチには猫が二匹いて、こいつらは屋内の全室に自由に出入りが出来ないと途端に不安がる上に、せっかく高いカネを出して買った猫ドアをまったく使わないので、完全に戸を閉めることは出来ないが、少し細目に開けてカーテンで塞ぐことにした。これで何とか三〇度前後の気温でも多少涼しい場所が確保出来たので、以前よりは少しだけ落ち着いた。

まあ、三十度台の半ばにまで上がるとさすがにカバー出来ないのだが、とりあえず暑いだけで死なない程度の温度の場所が一箇所くらい確保出来ると、留守の間に猫が熱中症で死んでいるのではないかという不安に駆られずに済む。これはつまり、外出中もフルパワーでエアコンを掛けているということだから、電気代がおそろしいことになっているのだが、まあ「生き物割増」だから仕方がない。

そういう次第で、黒猫亭の愚痴も七%くらいは解決しましたよという意味でこのタイトルを掲げたわけで、別段辛さの剰りコカインに逃避したというような物騒な話ではないのでご安心あれ。

というか、コカインをやるだけのカネがあったら一二畳用のエアコンを買う。

|

« 絶不調の一週間 | トップページ | くりずさんへのお返事 »

コメント

セルフツッコミだが。

>>エアコンの構造なんて今まで気にも留めていなかったのだが、どうやら室外機のほうにも熱交換の為のフィンが並んでいて、それが汚れたり目詰まりすると性能が落ちるということである。

これはつまり、何の為に室外機があるのかまったく理解していなかったということである(木亥火暴!!)。

投稿: 黒猫亭 | 2008年8月12日 (火曜日) 午前 09時28分

うわあ、考えたこともありませんでしたが、室外機も場合によりメンテが必要なのですね。お疲れ様でした。

夏風邪でまだお苦しみなのかと少々案じておりましたので、ご無事で何よりです。また黒猫亭様の素敵な冒険の記事を楽しみに致しておりますね。

投稿: 604 | 2008年8月14日 (木曜日) 午後 06時01分

>604さん

毎度お返事が遅れてすいません、ご心配をおかけしましたが、風邪のほうはすっかり復調しております。ただ、ちょっと先週一杯は一回目の仕事の山場でヘロヘロだったものですから、週末更新すら儘になりませんでした。

日曜は涼しくて過ごしやすかったんですが、土曜は土砂降りの雷雨が降るまで死ぬほど暑かったですしねぇ。ちなみに、あの落雷で一回過電流サージの為にブレーカーが落ちて、死ぬほどビビりました(笑)。チマチマ作業していた録画データの処理もパーになりましたし、つくづく埼玉はワイルドサイドです(笑)。

>>うわあ、考えたこともありませんでしたが、室外機も場合によりメンテが必要なのですね。

いやあ、普通の都市圏に住んでいれば、室外機の裏のフィンが漆喰の塗り壁みたいになるなんてことは滅多にないと思いますよ。オレもエアコンのある生活をするようになって二〇年くらいですが、室外機がこんなに汚れているのを視るのは初めての経験です。

転居早々の記事で「ベランダに土が溜まる」というご報告をしていますが、それがこんなによく出来た伏線になるとは思いもよりませんでした(笑)。

転居して初めての夏ということで、さすがにここまで鄙びたロケーションに住んだことがなかったというのと、こういう立地や構造の住居に住んだことがないので、日々新たな発見があります(笑)。先日はムカデの侵入でちょっとしたパニックになりましたし、優雅なワイルドライフを満喫というわけにはなかなかいかない部分があります。

ワイルドライフということでは別PNで活躍中の子猫殺しの作家を想い出しますが、彼女と違ってオレは一介の貧乏人ですから、とてものこと優雅な暮らしを楽しむという具合には参りません(笑)。道端にニワトリが落ちてるわけでもないですしねぇ。

>>また黒猫亭様の素敵な冒険の記事を楽しみに致しておりますね。

ニクいことを仰いますね(笑)、ネタが通じているようで何よりです。今後ともいろいろと素敵な挑戦に挑んで参りますので、ご贔屓を賜りたいと思います。

投稿: 黒猫亭 | 2008年8月20日 (水曜日) 午後 07時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136645/42142994

この記事へのトラックバック一覧です: THE SEVEN PERCENT SOLUTION:

« 絶不調の一週間 | トップページ | くりずさんへのお返事 »