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2008年12月31日 (水曜日)

良いお年を

今年引っ越したばかりなので、さほど生活の垢も溜まっておらず、大掃除と謂っても台所を綺麗にした程度だが、よく考えてみると台所掃除は一応月に一度はしているので改まって大掃除と謂うほどのものでもない。

オレの性分として、何とかなるうちは出来るだけの努力をするが、いよいよ何ともならなくなったら一切何にもしないと謂うずぼらなところがある。前の住居はオレが入居した時点ですでに床板や床柱が釘穴だらけの剥げチョロで、壁の砂目もボロかったからあんまりマメに掃除しなかったが、現在の住居はリフォーム直後で新しいので、平生からなるべく綺麗にするようにしている。

台所の汚れを綺麗にしてから、溜まった洗濯物の山に手を着け、掛け布団のカバーも外して洗うことにした。暫く前に月夜が掛け布団カバーで用便後の尻を拭いたので、白と青の爽やかなストライプの布団カバーの隅っこに斜めに茶色い筋が走っていたのだが、生き物を飼っていてこの程度のことを気にしていたら生きていけないので、少し臭いとは思ったがアルコールで拭いただけで暫く放置していたのである(笑)。

長い間抛っておいたのだから、流石に綺麗に落ちなかったが、まあ旧年中の汚れを年跨ぎでそのままにしておくのもアレだから洗っただけなので、そんなもんだろうと納得するしかない。月夜は摩耶に比べると性格が温厚で扱い易いのだが、用便後に床や畳や絨毯で尻を拭くと謂う油断ならない癖があって、清拭用のアルコールが欠かせないのだ。

オレが在宅中は、月夜がトイレの砂をザクザク掻き回す音がしたらティッシュを持って先回りして用足しをして出て来た尻を拭いてやるのだが、他人に尻を拭かれるのを大変嫌がるので捕まえて拭くのが大変である。摩耶は月夜とは便の質が違っていて厚い粘液に包まれているので尻が汚れるようなことはないのだが、月夜は便が軟らかいので用便後は自分でも気持ちが悪いから拭くのだと思う。

オレが留守の間は何処で拭いたかわからないのだが、今の住居の床板はツルツルなので大体変な半透明の筋が走っているところだと見当を附けて清拭している。多分、見附けにくい場所でも拭いているとは思うのだが、それはもう諦めるしかない(笑)

こいつが尻を拭いた跡を見附けると、流石にうんざりするので「このウンコ拭くよさんはよぉ」とからかうのだが、「拭くよさん」呼ばわりされると心なしか厭な顔をする。そんなわけで、本日は月夜が尻を拭きそうな場所にザックリ拭き掃除を掛けて、これにて我が家の大掃除は終了である。

今年最後のエントリーの話題が猫の尻の話だと謂うのは甚だ尾籠な次第で、転変激しい一年だったのだから、もっと他に回顧すべきことがあるだろうとも思うのだが、どうも回顧すべき事柄が多すぎて何だか気が進まない(笑)。まあ、いろいろあった一年でいろいろお世話になった方も多かった。こんな益体もないブログを継続的に読んでくださる方々にも感謝の念は尽きないが、ちょっと今は細々したことを語る気力がないので、猫の尻の話でお茶を濁してごめんなさい(笑)。

みなさんにありがとう、そして、良いお年をお迎えください。

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コメント

しまった、台所掃除を忘れていましたがもう遅い。

猫のお尻ふき、微笑ましい風景ではございませんか。ご家族3人、どうぞお健やかに新年をお迎え下さい。

投稿: 604 | 2008年12月31日 (水曜日) 午後 10時02分

>604さん

あけましておめでとうございます。

生き物を飼っていてつくづく思うのですが、普通なら排泄物の始末をさせられるのは奉仕する側であって、決してその逆ではないですよね(笑)。剰え尻を拭くとなると、赤ん坊かやんごとなき殿上人か、とにかく絶対的奉仕を捧げる対象以外に在り得ないことですよね。

そう謂う意味で、今や人間は昔のように使役する為ではなく、絶対的な奉仕を捧げる為に生き物を飼うのであって、その見返りは精神的・心理的なものでしかないと謂うことなのでしょうね。

そもそも月夜が床で尻を拭くのが不都合だったのは、前の住居の床板が禿げチョロでザラザラしていたので、肛門をこすりつけたら怪我をするのではないかと心配だったからでして、その点では今の住居は床板が綺麗なのですから、大した不都合はないと謂えばないわけで(笑)。

何事も、人間の側が我慢出来ることは我慢して粛々と後始末をするのが生き物と暮らす為の鉄則ですねぇ、相手は人語を解さぬ畜生なんですから(笑)。

投稿: 黒猫亭 | 2009年1月 1日 (木曜日) 午前 11時34分

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