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2009年10月17日 (土曜日)

今季の個人的注目ドラマ

マイガール、リアルクローズ、小公女セーラ、それに仁くらいかな。

マイガールは一番楽しみにしていたのに期首編成のどさくさで第一話を見逃したが、第二話を視る限りでは予想通り荒井修子の脚本が良かった。キャストでは石井萌々果がやはり好い。流石孫呉の生まれ(違)。

リアルクローズは当然香里奈が目当てだが、能瀬三姉妹を漫然と見るくらいで中身は深く考えないことにする。

セーラは久しぶりにイグアナやアルジャーノンのような黒惠和かもしれない。キャストでは岡本杏理と忽那汐里が目当てで、主役はどうでも好い。

仁はまあ、日曜劇場向きの素材だと思うので何となく(笑)。

他は、吉高由里子が出るので東京DOGSを流し見するくらいかのう。

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コメント

うわぁ、セーラ、予想の五〇〇〇倍くらいおもしれぇ〜!

この初回のシナリオは、いじめや陰湿な悪意が絡むと途端にいたたまれなくなるほど黒くなる岡田惠和脚本の中でもバランスが絶品だなぁ。これから話の流れが黒くなったとして、仇役の誰も憎めない前提条件が確立されたわけで、ここまで周到に押さえられてしまうと目が離せませんよ。

コミカルで劇画的ながらリアルに四隅を押さえる岡田惠和脚本と、演者の芝居に作品の出来を一義的に依存するドラマ性のTBS的演出が奇跡的にマッチして、こりゃもう今季一番の注目作だと断言してしまおう。TBS土曜八時枠としては正しい方向性だね。

最近醸成された「生意気で面憎いキャラ」の志田未来の使い所としては、バーネットの原作でも鋼鉄のように頑強な自尊心の塊のようなセーラ役ってのはハマり役だし、主役以外のキャストの使い方も贅沢で素晴らしい。ミンチン姉妹、ラビニア、学園の調理人と小間使いでこれからセーラと直接の接点が多いジェームズ夫妻のような仇役サイドの造形は勿論のこと、アーメンガードやベッキーなど味方の側のキャラも物凄く好い。就中、オリキャラの忽那汐里のキャラが格好良いので、視聴続行決定だ。

原作に内在するスッキリしない部分を最初に全部総ざらえして解決を予感させ、その解決に益するセーラの人格的な力をハッキリ押さえておく辺り、やはり岡田脚本は明晰で緻密な計算が出来ている。

似たような設定の学園ドラマだった「メイちゃんの執事」もこのくらい面白かったら文句なんかなかったんだがなぁ。とにかく、昨今の安い出来の連ドラに食傷して絶望しているような方は、今季はマイガールとセーラだけ観れば好いんじゃないかと思う。裏切られても好いから博奕をしたいと謂う方は、仁の先行きを見守ると謂うのもアリだと思うけどな(笑)。

投稿: 黒猫亭 | 2009年10月17日 (土曜日) 午後 09時11分

たまたま「リアルクローズ」の1回目を流し観したんですが、黒木瞳が野宮真貴にしか見えなくて困ったのはぼくだけでしょうか。ぼくだけですね。

投稿: pooh | 2009年10月18日 (日曜日) 午前 06時23分

>poohさん

>>黒木瞳が野宮真貴にしか見えなくて困った

主に髪型のイメージですかねぇ(笑)。ピチカート5の中の人だろうとは思ったんですけど、確認の為に調べてみたら、今はなんかあんまり昔の俤がなくなってますね。と謂うか、単にオレが濃いメイクと髪型とエッチなコスチュームと謂う記号でしか野宮真貴を認識していなかっただけのことだと思いますが(笑)。

投稿: 黒猫亭 | 2009年10月18日 (日曜日) 午前 07時54分

横からスミマセン。
野宮真貴はメイクと髪型とエッチなコスチュームという記号というのは同感です。
随分違った格好で出てきたのを見たことありますが、アレは野宮真貴ではないと思いましたから。

投稿: どらねこ | 2009年10月18日 (日曜日) 午前 08時53分

>どらねこさん

>>随分違った格好で出てきたのを見たことありますが、アレは野宮真貴ではないと思いましたから。

激しく同感です。poohさんに怒られるかもしれませんが…と謂うかおそらくパンピー視点じゃそんなモンだろうと謂うことで同意して戴けると思いますが(笑)、あの顔立ちで濃いメイクをしていてあの髪型なのに、何故かパンツが見えそうなエッチなナリをしているヒト、と謂うのが一般人視点での野宮真貴のイメージでしょうね(笑)。

楽曲の話題にまったく触れていませんが、オレの記憶にあるのはウゴルーの「東京は夜の七時」くらいしかないもんですから、ネタがないです(笑)。田島貴男の「月の裏で会いましょう」は「バナナチップス・ラヴ」を観ていた関係で今でもカラオケでよく歌いますが、こっちはオリラヴですしねぇ。まあ早い話がTV番組とのタイアップ曲しか聴いてないってことですが(笑)。

投稿: 黒猫亭 | 2009年10月18日 (日曜日) 午前 09時13分

…ああそうか、じゃあ黒木瞳が下地がわからないほどメイクを濃くしてパンツが見えそうなエッチなナリをすれば問題は解決するのか(するわけねーだろ)。

つか、黒木瞳にエッチなナリをされても応対に困るなぁ。

投稿: 黒猫亭 | 2009年10月18日 (日曜日) 午前 09時19分

「マイガール」のあの子は石井萌々果ちゃんというのですか。すごい名前だなあ。

声(地声なんでしょうか)や仕草があまりにもあやうい感じで……名前はダテじゃありませんね。相葉パパの全く華のない人畜無害さと対照的でした。

投稿: 604 | 2009年10月18日 (日曜日) 午後 12時51分

>604 さん

>>「マイガール」のあの子は石井萌々果ちゃんというのですか。

「萌々」と謂っても「モンモン」ではなく「ももか」ですが(笑)。

珍しい名前なので記憶にあったんですが、ブレンディのCMで原田知世と共演している子役さんですね。さすがにもっと小さい頃の撮影ですから(と謂うか殆どアップにならないので気附きようがない)顔だけ視てもピンときませんが、たしかに声は同じです。

CMの仕事は印象的なものが多いですね、二段熟カレーで室井滋と歌っていたり、ツムラのソフレでは風呂場の戸を開けるといきなり関めぐみがいたり。ドラマや映画の仕事だと、最近では「オールライダー対大ショッカー」にも出ているそうです。パパムスではガッキーの少女時代を演じたそうですが、流石に記憶にないですねぇ。

>>声(地声なんでしょうか)や仕草があまりにもあやうい感じで……名前はダテじゃありませんね。

危ないっすねぇ、あの声や仕草であんな健気なキャラですからねぇ。うっかり一杯機嫌で涙腺が緩んでいるときに観ると健気さにダダ泣きしてしまいますね(笑)。あのくらいの年頃がお好みの方は萌え死に必至なんではないですかね←また不穏なことを

路線としては、美山加恋(僕カノ)、大橋のぞみ(白い春)、八木優希(薔薇のない花屋)のラインの売り方ですね。深夜枠なので数字は期待出来ませんが、それなりにブレイクするんじゃないでしょうか。

ただ、びっくりするのは、原作だとパパと好い感じになる同僚の役を、あの顔が心霊写真みたいな平岩紙が演じているってことで(笑)、まあ原作をアレンジしてくるんだとは思いますが、マジで平岩紙が恋のヒロインを演じるようなら、時代は変わってきたんだなぁと思います(笑)。まあ、劇団では普通にヒロイン役も演じているみたいですけど。

平岩紙は「田中3号」でもサブヒロインでしたが、相手は塚本孝史でしたから、或る意味では相葉雅紀の相手役でもおかしくないんですが(笑)。

>>相葉パパの全く華のない人畜無害さと対照的でした。

原作だともうちょっと格好良いキャラみたいなんですけどね。まあ、嵐の中では真っ先に存在を忘れられてしまうメンバーですからしょうがないですが(笑)、お話の邪魔にならなければそれで好いです。主役はやっぱり石井萌々果ですから(笑)。

投稿: 黒猫亭 | 2009年10月18日 (日曜日) 午後 01時52分

いや、ピチカート・ファイブにおける野宮真貴と云うのは生きた記号ですから。ミュージシャン個人としてはいろいろとあるんですけどね。
で、てきとーなことを云いますが、そこで表現されていた(小西康陽が仮託していた)記号と、今回黒木瞳に乗っけられている「ファッション」がなんか結果的に近接したんだろうなぁ、みたいな感じです。

投稿: pooh | 2009年10月19日 (月曜日) 午前 07時55分

>poohさん

>>いや、ピチカート・ファイブにおける野宮真貴と云うのは生きた記号ですから。

テクノポップアイコンみたいなもんですかね。よくわからないで言ってますが(笑)。

アーティスト自体が演じられた虚構のキャラってのは、結構昔からあるコンセプトですね。デビッド・ボウイのジギー・スターダストとか。ミュージシャンに限らなければ、エンタの神様限定のキャラとかいますね(笑)。

投稿: 黒猫亭 | 2009年10月19日 (月曜日) 午後 09時58分

東京DOGSもなかなか面白かった。結構今季は楽しめるかも。

投稿: 黒猫亭 | 2009年10月19日 (月曜日) 午後 10時07分

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