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2010年12月22日 (水曜日)

和解成る

某所経由で識ったのだが、山口の事件の民事裁判が和解の方向で纏まったそうだ。

「ホメオパシーで長女死亡」助産師と母親和解 山口地裁

この結果については、いろいろと憶測は可能である。第一回、第二回の口頭弁論ともに原告と争う意志を示しながら被告から具体的な反論がなかったと謂うことは、訴追内容について有力な反論の材料は持っていないが、五六〇〇万円の賠償請求をそのまま呑むことが出来ないと謂うだけで、おそらく「何処か」から金策する目途が立ったので和解に至ったと謂うことではないだろうか。

「『内容を口外しない』との条件」が附くと謂う辺りで、「お察しください」と謂うことなのだろうが、差し当たって被告が数千万円の支払に応じ、それに原告が納得しているのであるから、この件についてはそれまでの話である。

原告は別段裁判を通じてホメオパシーの有害性を広く世間に知らしめる為に提訴に踏み切ったわけではなく、飽くまで個人間の問題を法的手段によって解決する道を選んだだけであるから、実質勝訴と謂う結末については外野がとやかく論評することではない。

と謂うか、民事裁判である以上、被告が賠償金を支払うと言っているのにこれ以上争うべき理由がない。原告の代理人も「満額」は想定していないはずなので、実質的に想定していた金額がそのまま支払われると謂うことだろう。

だとすれば、ワケのわからない「迷信」で理不尽に愛児を奪われた親御さんに、長期に亘る泥沼の法廷闘争をこれ以上戦えと強いる権利は誰にもない。

ただ、この「『内容を口外しない』との条件」と謂うのは飽くまで「和解に至った理由や金額」についてのことで、当事者間の和解条件であるに過ぎないのであるから、「非当事者」の由井寅子は相変わらず手前勝手な理屈を広言し続けるだろうし、この人物のダブスタ体質からすれば、逆の事態に対しては大騒ぎをして恫喝するだろう。

また、この人物の「自己正当化の為なら平気で出鱈目な嘘を吐く」と謂うこれまでの傾向からして、恰もこの事件全体について公に論評することが法に抵触するかのような印象操作に努める可能性もあるだろう。

この件については、「和解に至った事情」をとやかく詮索しなくても事件に関する事実関係だけで十分に批判の足掛かりとすることが可能であるし、別段第三者が事件について言及することに何らかの法的拘束力が働くわけではないし、朝日アピタルの継続取材がその意味で強みになる。それを今後どう謂うふうにホメジャが恫喝や自己正当化の為に歪曲して利用するのか、この辺が今後のツッコミどころだろう。

差し当たってオレが予想するのは、原告の心情を踏みにじる「勝手に勝利宣言」辺りが臭いと思うのだが、この人物の鋼鉄の無神経から考えると、われわれ凡人の予想のかなり斜め上を行くかもしれない。今から想像して腹を立てても仕方がないが、どの道遠からず今以上に腹を立てる羽目になるのは間違いないだろう。

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コメント

こんにちは。

裁判という道を選ばれたご家族には本当にご苦労さまでしたと頭を下げたいです。苦しみが終わったとは露程も思いませんが、新たな気持ちで亡くされたお子様と寄り添う節目になって頂ければと祈っています。

今回の事件で
「相応の教育を受けた国家資格を有する助産師が、EBMの確立しているK2シロップの投与を怠り、荒唐無稽なホメオパシーのレメディーを等価の効果が得られるとして乳児に与え、その結果避けられるはずであった欠乏症を引き起こした。」
ことがネットだけではなく新聞等メディアを通して広く伝えられたのは事実です。でもそこに死体がなければ大手メディアは動か(け)なかったのも事実ですね。
私達は多くを学びましたがそんなことは、ご家族に降りかかった不幸な出来事とは、なんの関わりもないことだと思います。

ところで、下世話な話ですが、「ホメオパス職業保険(ホメオパス向賠償責任保険)」が今回のケースに適応されたのかどうかちょっと気になります。JPHMAのサイトには
>認定会員:適正なホメオパス活動範囲内でクライアントとの間で生じたトラブルで生じた損害
http://jphma.org/syokugyou/hoken.html
とありますので、一見適応可能か?と思わせますが

>職業保険適応に必要な条件
http://jphma.org/syokugyou/kijyun.html
>1.クライアントからの同意書の取得
>   ホメオパシー療法を理解して、本人の意思により、
>   健康相談会を受けることが必要
>  ・ クライアントが成人:本人の同意
>  ・ クライアントが未成年:保護者の同意
>  ・ クライアントが精神疾患等:成人であっても家族の同意
>2.クライアントのとらのこ会への入会
>   ・ホメオパシーを理解し、啓蒙を深める特定の会員制を
>    とっている会員特典としての実施が必要
>  ・ 健康相談会の実施前にクライアントがとらのこ会への入会が必要
>3.インフォームド・コンセント

こちらを見ると無理そうですね。なんかウチ向きには母親がレメディー利用者だと口走った人がいるようですが。

さて、"消費して忘却"と知った風なことを言った人がいるようですが、
馬鹿言っちゃいけませんね。面白いことを言い出すようでしたら、
今まで通りあちこちに言い触らして回ります(笑)からね、私。

投稿: うさぎ林檎 | 2010年12月22日 (水曜日) 午後 02時56分

>うさぎ林檎さん

>>裁判という道を選ばれたご家族には本当にご苦労さまでしたと頭を下げたいです。

本当に苦渋の選択だったと思います。民事裁判と謂う形式上、あらぬ誹謗中傷をする輩は必ずいるでしょうし、世間の好奇の目に晒されることにもなる、たとえ勝訴しても亡くなった子供が帰ってくることはありません。

或る種僅かな救いだったのは、変な人権団体が擦り寄ってきて政治的な性格の訴訟にならなかったと謂うことで、本文でも少し触れたように「裁判を通じてホメオパシーの有害性を広く世間に知らしめる為」の目的闘争にスライドしなかったことくらいでしょうか。ご家族の方々の心情として、社会正義の追求や糾弾などが目的だったのではなく、ご自分の子供の死に対して、過ちを犯した当事者にキチンと責任を認めてほしいと謂うのが第一の目的でしょうから。

しかし、この決着においても、親御さんが真に望まれていたような形で助産師から謝罪が得られたとは到底思えないわけで、それが法廷闘争の限界なのかもしれません。

やりきれないです。

>>でもそこに死体がなければ大手メディアは動か(け)なかったのも事実ですね。

最初の血が流されるまでは社会を動かすことは出来ない、これはこの種の問題に纏わる最も辛い現実ですね。もっと早く動けなかったのか、どうしてもそう謂うふうに感じてしまいますが、おそらく動けなかったと謂うのが現実なのでしょう。

マスコミがもっと早い段階でホメオパシーの有害性を報じていたとしても、社会がそれを認知するのは大きな過ちが起こってからのことでしょう。殊に本件のようなケースでは、親御さんのほうでホメオパシーを納得尽くで受け容れていたわけではないのですから、親御さんが受け取っている情報次第でどうにかなった問題ではありませんでした。

ホメオパスが「レメディで代替可能」と信じている限り、最初の犠牲者が出るまでそれを阻止することは出来なかったのではないかと考えてしまいます。

この件でホメオパスの助産師がホメオパシーの運用に幾らか慎重になるとしたら、それはホメオパシーに疑いを持ったからではなく、死者が出た場合に数千万円の賠償請求を受けると謂うリスクが怖いからでしょうし、上位組織が自重を促したからと謂うだけに過ぎないでしょう。ならば、やっぱり現実に人が死ぬまでこのお目出度いお医者さん気取りの連中は止まれなかった、これはやりきれない現実です。

そうまでしてお医者さんを気取りたかったのなら、努力して医者になれば好かったと謂うだけの話です。たった四年間週末だけ受講すればパスする程度の資格を取って、どんな病気にでも対処出来るなんて思い上がった愚か者は、おそらく赤ん坊の屍体を目の前にしてすらくだらない夢から覚めていない。

>>ところで、下世話な話ですが、「ホメオパス職業保険(ホメオパス向賠償責任保険)」が今回のケースに適応されたのかどうかちょっと気になります。

どう考えても、保険適用による金策はちょっと無理ですよね。

ならばおそらく、普通に「借金」したんでしょう。この不景気なご時世で一助産師に数千万円もの金額をホイホイ貸してくれる篤志な金主がいるとは俄には信じ難いですが、相応の「担保物件」でもあったのでしょうね。

>>さて、"消費して忘却"と知った風なことを言った人がいるようですが、
>>馬鹿言っちゃいけませんね。面白いことを言い出すようでしたら、
>>今まで通りあちこちに言い触らして回ります(笑)からね、私。

ああ、この方ですね(笑)。

http://mainichi.jp/select/opinion/jidainokaze/archive/news/20101003ddm002070085000c.html

ホントに不思議なんですが、こう謂う人たちって、高々一時間か二時間くらい情報を収集しようと謂う意欲すらないのに、なんで安直に言及したがるんですかね。問題は理不尽に人の命が奪われたと謂う重大な事柄なのに、「ちょっと気の利いたアングルの視点を提供しました」みたいな安直窮まる言説を垂れ流して、高名なお医者さんの肩書きや実績に泥を塗って何が面白いんでしょうか。

社会から相応の信頼を受けている人が堂々とこう謂うアタマ悪いことを広言すると、信じちゃう人も大勢いるでしょうから大迷惑なんですよね。せめてよくわかんないことには口を噤むくらいの節度が欲しいところですが、こう謂う種類の人々は自分がてんでわかっていないことすらわかっていない、それどころかネットで騒いでいる馬鹿者どもよりもよっぽど見えていると思い込んでいる場合が多いので、始末に終えないです。

投稿: 黒猫亭 | 2010年12月22日 (水曜日) 午後 03時55分

うさぎ林檎さんをさしおいて、お先に「勝手に勝利宣言」のありかを下記いたします。
http://www.jphma.org/About_homoe/jphma_answer_20101222.html
いしいひさいちのマンガにでてくる、地底人に対して一方的に勝利をおさめる「最底人」を思いだしました。

投稿: mimon | 2010年12月23日 (木曜日) 午前 01時26分

おはようございます。

mimonさんご紹介の件、読みました。
なんと申しますか、まさかこう書いたりしてね、まさかね(笑)…をほぼ踏襲した内容で、やはり大した芸は無いのがよくわかります。

「和解の内容を公表しない」を逆手に取っているつもりなのか、とは思いますが

>原告(従前からホメオパシー利用者でした)
>真相は、助産師は、母子手帳に「K2シロップ投与」と記載しておかないと、検診時に小児科などで勝手にK2シロップを飲まされるので、原告の意向を受けて、K2シロップを「投与した」と記載したものです。
>今回のケースは本人の承諾を得て「K2シロップとらない」かつ「ホメオパシーのレメディーをとる」という選択を母親がしたものです。

と、他にも色々ありますが、かなり突っ込んだ部分で"真相"と称している記載が虚偽・憶測であった場合は、十分に名誉毀損に当たるのではないかと素人ながら考える内容です。
訴えることはあるまいと髙をくくっているのでしょうかね。

何というか人間の悪意や醜悪さにもまた底がないことは、この年になれば理解しているつもりですが……それでも反吐が出そうです。
ココまで自分の内蔵をさらけ出すのはどんなプレイなんでしょうね。

投稿: うさぎ林檎 | 2010年12月23日 (木曜日) 午前 09時16分

>mimon さん

>>うさぎ林檎さんをさしおいて、お先に「勝手に勝利宣言」のありかを下記いたします。

意外と予想通りの展開だったと謂うことは、オレも段々寅子先生のメンタリティを理解するようになったと謂うことですかね(笑)。理解したくなんかないんですが。

さて、一通り読んでみましたが、流石は寅子先生だと感心しましたね、いや、冗談ではなくて(笑)。多分これ、ホメオパシー外部の人間が読んだらサッパリ意味がわからないと思うんですよ。「レメディーを与えたことを問題にしているのではなく、ビタミンKの不足によって死亡したと思われることに対して助産師の業務上の責任を問うて起こした訴訟」と謂うくだりなど、外部の人間から視れば「どこが違うんだよ」と謂う話になるでしょう。

ホメオパシーを識らない人々から視れば、「レメディを与えること」と「ビタミンKを与えないこと」の間に実質的な違いはありません。それをして朝日アピタルは「ビタミンKの代わりにレメディーを与えられた」と表現するわけで、これは常識的な物の見方として正しいですよね。

そうすると、この声明でその二つを分けて考えていることの意味がまったく理解出来ないでしょう。勢い、「こいつらは莫迦なんじゃないか、何をつまんない戯言を並べているのか」と謂うことで、詳しく検証しようと謂う気にはならないですよね。

しかしこれ、ホメオパシーの文脈で「レメディに実効がある」と謂う補助線さえ引けばちゃんと意味がある釈明になっているんですね。そのロジックを嘘に嘘を重ねて補強しているのがこの声明の構造と謂うことになるでしょう。

その嘘とは、

A・K2シロップ忌避は原告の希望である。
B・母子手帳の虚偽記載も原告の希望である。
C・K2シロップの必要性は説明している。
D・レメディの使用は原告も受け容れていた。
E・K2シロップの代わりにK2レメディを与えたのではない。
F・それについては原告も納得していた。

…と多岐に亘るもので、まあ謂ってみれば一から十までまるっきり嘘です。たとえばCについて謂えば、そもそも裁判で双方の見解が喰い違っていることについて、何を根拠に一方の主張のみを真実と主張しているのかと謂う問題もあるでしょう。

たとえばEについては由井寅子自身が複数の著書で「ビタミンの現物を摂るのはまずいからK2レメディを与えるべきだ」と語っているのですし、そもそもK2シロップの代替物でないなら、なんでK2レメディと呼ばれているんだと謂う笑い話になりますね。

そして、A〜Fまでの主張が助産師の証言に基づくものであっても、事実性をどのように認定するのかと謂うのは裁判所が判断することで、一方の片口のみを真実であると外野が判定して好いのであれば何も裁判なんかする必要はありません。

JPHMAが裁判で事実認定されたわけでもない助産師の片口の証言を真実と断定するのであれば、他者が原告の片口に基づく証言を真実と断定してもJPHMAからとやかく言われる筋合いはないと謂うことになります。

しかし、おそらくこの声明は、社会に向けて助産師の無実を訴える目的で発せられたものではないのだろうと思います。そのような観点で考えるならば、冒頭で指摘したように「レメディ投与」と「ビタミンK非投与」の二つの場合を分けて考えるべき理由が存在しませんから、一見して支離滅裂な屁理屈にしか見えません。

いや、屁理屈は屁理屈なんですが(笑)、何故そのような印象が生じるかと謂うと、こう謂う書き方をしているからです。

>>ホメオパシーのレメディーは、原物質を高度に希釈しんとう(物質がない程度)したものであり副作用はなく

…あれ?おかしいですね、いつものように「物質の波動を転写」云々とか「症状を悪化させることで病気を治す」式の理屈がないですね。何故でしょうか?

この声明のロジックが成立するには、レメディに実効があると謂う主張がなければならないですよね。それで初めて「レメディ投与」と「ビタミンK非投与」が別問題だと謂うロジックが成立するのですから。しかし、この記述では逆にレメディが単なる砂糖玉で、世間の視点では何の治療効果もないものと読めるような書き方になっています。

それはつまり、レメディが単なる砂糖玉で物質的には完全に無害だと謂う誰でも識っている事実を強調すれば、たしかに全体のロジックは破綻しますが、少なくともレメディが直接赤ん坊の死に関係している「はずがない」と謂う前提が強調されます。

ただし、それだけだと単なる支離滅裂な屁理屈に過ぎないわけで、勿論寅子先生も世間がホメオパシーの有効性を信じるなんて思ってもいません。しかし、たとえば世の中には早川由起夫みたいなド阿呆もいますから、「数千万円の民事訴訟」と謂う事実をあらぬ方向に曲解する輩は一定数います。

では、もしもそのような輩がA〜Fまでの主張を幾らかでも真に受けるなら、ホメオパシーが正しいなんて思わなくても、単にこの助産師は薬と思い込んで砂糖玉を舐めさせた馬鹿者で、自然マンセーな母親の薬剤忌避が直接の原因だった、と謂うストーリーを採用することも出来るでしょう。

であれば、別段社会に向けて声明のロジックを整合させる必要なんかないわけで、ホメに有利な材料が一つでもあるとすれば、少なからずそのような色眼鏡で本件を視るような輩がいるだろうから、そのような受け手の下司の勘繰りを煽るのが最善の選択肢と謂うことになりますね。

この部分の説得力は専ら上記のような事実関係に関する嘘によっているのですから、世間に向けてレメディが単なる砂糖玉だと認めることくらい屁でもないでしょう。その観点で考えれば、明らかに著書で書いていることと矛盾する主張をしているのは、野次馬的に覗きに来た人間を想定していると謂うことでしょう。

ただし、多分メインの動機は外部に向けた釈明ではなく、それは単なる附け足しの要素ではないかと思います。この声明は、おそらくホメオパスや信奉者に向けて「自分たちのカリスマ指導者が助産師の無実を堂々と主張した」と思い込ませる為に発信されたものでしょう。

レメディについての記述も、内部の人間なら誰だってレメディの理論は識っているのですから別段改めて記述する必要もないし、それどころかその記述がないことに不自然さを感じることすらないでしょう。

そして、内部の人間にとっては、自分たちのカリスマが直接当事者から得た情報と謂うことであれば、それはすなわち真実も同様です。A〜Fまでの嘘が事実だと謂う前提に立って、レメディが効くと信じるなら、世間にとっては支離滅裂な嘘と屁理屈にしか見えないこの声明文には無矛盾のストーリーが成立します。

母親層の信奉者にとっては、この母親が「第一子の時から、(薬などを)何も使用しないで欲しい、と繰り返し述べていた」と謂う主張は非常にリアリティを感じるはずですよね。何せ自分たちがホメオパシーを採用した理由がそれなんですから、普通の母親ならそう考えるのが当たり前だと謂うのが前提視されています。

だとすれば、自分から言い出して通常医療を拒否し、そのリスクも十分説明を受けた上で「自己責任で」ホメオパシーを受け容れたくせに、一旦自分の子供が死ぬとそれをホメオパシーのせいにして、賠償金目的で訴訟を起こしたのだ、これが由井寅子が書いた筋書きと謂うことになるでしょう。

そして、朝日新聞の報道は、「ビタミンK非投与」を巡って係争中の裁判を恰も「レメディ投与」が子供を死なせたかのように誤認させる記事を書いている、これは世間にホメオパシーを危険視させるけしからん報道である、そう謂うことでしょう。

世間から視れば、そんなロジックは理解出来ません。誰も「単なる砂糖玉」の投与で人が死ぬなんて真に受けるはずがありませんが、内部の人間はレメディが効くと謂う前提でこの声明を読むのですから、そのような誤認があり得ると謂う滑稽な思い違いをしてしまうわけです。

悪質ですね。

寅子先生のロジックと謂うのは大概こう謂うダブルトークで、外部からの視点と内部からの視点を勘案して、巧みに屁理屈を綴り合わせ、最も自分たちに都合の好い嘘をでっち上げると謂う希有な才能を持っています。

そのような才能と謂うのは意外と人間関係の上では最強のスキルと謂えるわけで、おそらくこの人物はそのような厭らしい才覚一本で世渡りをしてきたのでしょう。

投稿: 黒猫亭 | 2010年12月23日 (木曜日) 午後 01時51分

>うさぎ林檎さん

こんな変態のブログに書き込んでくださってありがとうございます。以前からつらつら考えていたことではありますが、うさぎ林檎さんとはイッペン膝を突き合わせて徹底的に話を着ける必要があるのではないかと思います(大笑)。

たしかにオレは変態かもしれませんが、だがオレは、愛の為に、そして戦いを忘れた人の為に、「漕げよマイケル」を口ずさみながら血の大河を泣き泣き渡ったり、黄色いマフラーを時々自分で踏んづけて転んでも死の荒ぉおお〜ぉん野ぁあ〜を居眠りしながら走ったりしているのですよ。嗚呼、誰が為に戦うぞ黒猫亭、誰が為に戦うぞ…あ、もういいんですか? ではサクサク本題に入らせて戴きます(げらげらげら)。

>>と、他にも色々ありますが、かなり突っ込んだ部分で"真相"と称している記載が虚偽・憶測であった場合は、十分に名誉毀損に当たるのではないかと素人ながら考える内容です。

先にmimon さんへのコメントで書いてしまいましたが、これはまさに情報戦略です。

当たり前のことですが由井寅子は、この声明文で語られている筋書きが根拠のない片口であることなど最初から承知の上で、訴えられれば引っ込めざるを得ないと謂うことくらいわかっているでしょうが、それで幾らか賠償請求されたとしても一助産師と違って幾らでも賠償金を支払える資金力くらいあるでしょうし、係争準備は一私人よりも完備されているでしょう。

それで訴えられたとしても、賠償金額は数十万〜数百万円でしょうし、団体にとっては必要経費程度のことです。愛児の死亡事件を巡る裁判で心身共に疲弊した親御さんが立て続けに訴訟に踏み切ることはないと踏んでいることは事実でしょうが、それで再度係争に発展したとしても、この時点でこの情報を発信することに効果はある、そう謂う判断でしょう。

全体的な利害の収支は由井寅子側に有利になっているわけです。

mimon さんに申し上げたように、世の中には金銭が絡むと下司の勘繰りをする輩が一定数存在しますし、それは事件に対する距離が遠くなればなるほど増えるでしょう。そのような輩に対して「原告に非がある」と思い込ませるには、その事実を証明したり根拠を挙げたりする必要すらないのであって、嘘だろうが何だろうが単に何らかの媒体で情報を流布すればそれで好いわけです。

さらに、それで原告を貶める効果が薄くても、内向けの観点においては「自分たちのカリスマがホメオパスの名誉を守った」と謂うストーリーが成立しますから、宗団の結束固めと謂う意味で十分な効果があります。

流石に幾ら由井寅子が図々しくても、この現状においてホメオパシーに一切非がなく子供の死は母親の責任だ、と謂う社会的コンセンサスを醸成することなど出来ないと謂うことくらいはわかっているでしょうから、この危機的状況において既存の勢力を削がないことが最大目的でしょうね。

>>何というか人間の悪意や醜悪さにもまた底がないことは、この年になれば理解しているつもりですが……それでも反吐が出そうです。

上で申し上げた通り、或る程度は予想の範囲内でしたが、実際にそれが堂々と行われているところを直視すると、また格別の感慨がありますね。

poohさんがTBをくださったエントリでも指摘されていますが、法廷で堂々と自身の潔白を主張する機会がありながら何ら有効な反論が出来なかった助産師、そして裁判が進行すれば高い確率で法廷に立つはずだった由井寅子、この連中は実質的に法廷闘争を忌避して逃げたことで裁判に負けているわけですが、逃げて帰ってから自分たちの薄汚い壁新聞では高らかに勝利宣言しているわけで、こんな心映えの醜い人間も現実に存在するのですね。

>>ココまで自分の内蔵をさらけ出すのはどんなプレイなんでしょうね。

多分、魂の本来あるべき姿に戻る為に敢えて苦痛や恥辱を選んでいるのでしょう。

投稿: 黒猫亭 | 2010年12月23日 (木曜日) 午後 01時52分

こんにちは。

>うさぎ林檎さんとはイッペン膝を突き合わせて徹底的に話を着ける

言うなれば私は長屋に住む熊さん、八っつぁんでございます。近所に住む物知りの「ご・隠・居」に
「てぇへんだー!てぇへんだー!」と駆け込んでは
「まぁ、お待ち。」と諫められるのが関の山のちっぽけな存在なのでございます。
おまけに古傷のために正座が難しくなっております。
ですから年寄りの長話…説教……あ、いやいや、ネットにコノ人有りと知られた論客の長広舌を承るには甚だ役不足かと存じます。
と諸般事情を鑑みまして、謹んでご遠慮いたします(大々笑)。

山口のお母さんはJPHMAの壁新聞を既にご覧になったようです。

投稿: うさぎ林檎 | 2010年12月26日 (日曜日) 午後 12時26分

>うさぎ林檎さん

>>ですから年寄りの長話…説教……あ、いやいや、ネットにコノ人有りと知られた論客の長広舌を承るには甚だ役不足かと存じます。

流石は認定ホメゴロシーのうさぎ林檎さん、上手いコトを仰いますなぁ…いや、よく読んでみるとちっとも褒めてないような気がするんですが(笑)。多分「コノ人有り」と謂うのは「長広舌」に掛かる形容なんだろうなぁ(笑)。

>>山口のお母さんはJPHMAの壁新聞を既にご覧になったようです。

どのようにお感じになったか想像すると胸が痛みます。思うに、すでに係争当事者としての立場を離れておられるのですから、当分はこの件に関する情報を遮断すると謂うのも個人生活の平穏を防衛する一手かもしれませんね。

勿論今でもネットの論争なんかはご覧になってはいないと思いますが、ご本人が目にしても不愉快なだけで何ら益するところのない意見もゴロゴロしていますからね。事実とは異なる不愉快な意見をご覧になっても、守秘義務で詳しいことが言えなければ感情のやり場がないでしょうし。

この上は一日も早く日常の平穏を取り戻して戴ければ、と願います。もうこのお母さんには何か「しなければならないこと」など残っていないはずなのに、と思います。

投稿: 黒猫亭 | 2010年12月27日 (月曜日) 午前 12時17分

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ホメオパス助産師のK2シロップ不投与による乳児死亡事件に関する民事訴訟が和解に至った、と云う報道があった。 [続きを読む]

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