« 何が問題だったのか | トップページ | あの日、大きな地震があった »

2011年3月11日 (金曜日)

地震

相当大きかったが、停電した他は大丈夫。オレも猫も無事。

|

« 何が問題だったのか | トップページ | あの日、大きな地震があった »

コメント

昨日の日中はいろいろ着込んで動くと室内では汗ばむ程度には暖かかったが、流石に深夜近くなるに連れてとても寒くなってきた。オレは一応夜一〇時前に一度寝たのだが、深夜帰宅した隣家の主が室内を整理する物音でちょっと目が覚めかけ、その瞬間に給電が再開された。大体深夜一時五十分頃だったと思う。

おかげで暖房が使えるようになったのはいいが、いつまた今度停電しないとも限らないのでいろいろ準備する為に起きた。一時間くらいして妹から電話が掛かってきて、携帯の充電も済んでいたので詳しく事情を話す。

ネットの知人の消息については、メールやtwitter で可能な限り確認したが、やはり東北近辺の方々はそれどころではないらしく、安否が不明な方が何人かおられたのは大変気がかりである。

朝方までTVで情報収集しながらtwitter をしていたが、今にして思えばtwitter を正月に始めておいて良かったと思う。停電中も時間を決めてTLを眺めることで、或る程度の災害情報と知人の消息を識ることが出来たのは幸いだった。

また、解約したドコモの携帯端末も、カメラ機能やワンセグ機能はまだ使えると謂う理由で満充電の状態だったので、停電中はワンセグ受信装置として役に立った。ほんの数日前に思い附きで充電しておこうと思ったのだが、こんな形ですぐ役に立つとは思わなかった。

それやこれやで、割合オレは今回はツイていたほうだと思う。運悪く外出先で帰宅困難者になったり、地下鉄やエレベーターに閉じ込められていた可能性を考えると、自宅でダラダラ過ごしていたのが結果的に良かった。そうでなかったら、猫のことが心配で具合が悪くなっていたかもしれない。

とりあえず、今のところ、電気・ガス・上下水道とも異常なし。

何とか無事にやっています。

投稿: 黒猫亭 | 2011年3月12日 (土曜日) 午前 07時30分

たまたま、昨日は、体調不良もあり、東京にある会社に出社せず、休んでいたので、東京缶詰状態にならず済みました。この程度の震度で、東京の機能が麻痺するなら、それ以上の震度の地震が来たら、首都圏の機能はどうなることやら心配になりました。

家の近くの防災放送の地震警報がうるさく、必ずしも、その後、揺れが来る訳では無く、また、カミさんの携帯からは、警報の音がしょっちゅうなり、一度居間で寝ましたが、4時位、長野の地震を感じ(?)、目が覚め、テレビを点け、その後、パソコンに向かいました。その後、落ち着いてから、寝なおしはしましたが…。

小刻みな揺れは続き、東北地方は、こんなものでは無く、poohさんの所は大変だと思いました。

また、私のブログへのアクセスがプレートテクトニクスに絡み、異常に伸びたのも、人々の、今後の日本は大丈夫か?の不安から来ているのか?と、思いました。

なお、現代社会は、電気に頼りきり、電気が止まったら、何にも出来ない!と感じました。
私の家は、ずっと電気が通じていましたが、灯油のストーブも、電気無しでは作動しないシステムは、問題あり、と思いました。

投稿: mohariza | 2011年3月12日 (土曜日) 午後 02時07分

>moharizaさん

お互い無事で何よりでした。一応確認出来た限りでは、ネットの友人知人の間で重大な被害が出た方はおられないようです。

>>この程度の震度で、東京の機能が麻痺するなら、それ以上の震度の地震が来たら、首都圏の機能はどうなることやら心配になりました。

いや、寧ろ事前の東日本で起こり得る大震災の予想やシミュレーションでは、これよりも低い震度で首都機能が完全に壊滅し、日本全体が無秩序状態に陥るだろうと謂う観測が支配的であったような記憶ですから、こう言っては何ですが、かなり予想よりもマシだったと謂うのが偽らざる実感です。或る程度は阪神淡路大震災の教訓が生きているのかもしれません。

寧ろ津波で続々と犠牲者が増え続けている東北地域のほうの直接被害が心配です。これはもう、想定を超える災害が襲い掛かる可能性まで考えたら、水源や崖の近くに住むなとしか言えなくなりますので、なかなかリスク計算が難しいところです。

>>なお、現代社会は、電気に頼りきり、電気が止まったら、何にも出来ない!と感じました。

仰る通り、他のインフラが活きていてもすべて電気的に制御しているので、給電が停止したらガスも水も使えない可能性が高いと思います。twitter でもオール電化の家庭は大変だと謂う話が出ていますが、今日も夕方から宵の口の電力消費のピーク時に一時的に給電が停止するかもしれないと思うと、まだまだ気を抜けないと思います。

ウチはエアコンとガスファンヒータで暖房しているのですが、ガスストーブならまだしもガスファンヒータは電気が止まったら完全にアウトですね。かと謂って、電源不要の古いガスストーブを引っ張り出してくるのも、ガス漏れ事故や一酸化炭素中毒のおそれがあるから危険だと謂う話もありますし。

万が一電力が供給されなくても稼働可能な程度に構造を単純化すると、安全基準の問題も出てくるでしょうから、なかなか難しい問題ですね。

投稿: 黒猫亭 | 2011年3月12日 (土曜日) 午後 03時56分

私のブログには、昨日(11日)は普段の5倍、今日(12日)は10倍以上のアクセスがあり、皆、日本列島がどうなるか?を不安がっていると思いました。
その道の専門の研究(学)者ではありませんが、プレートテクトニクス等には、素人より、冷静な判断をくだせる知識、文献を持っているので、今日(12日)先ほど、今回の「東日本大震災についてのメカニズム」と称して、文献等を拾い直し、どうにか、ブログに載せました。

メカニズムを本質的に知ることが大事だと思います。
(tikani_nemuru_M さんの所は、相変わらず荒れているようですが、冷静に判断する人が日本や世界には必要と思いました。)

民衆の不安を煽る風説を流すのは、厳に慎むべきで、
地震国として、冷静な国造りが大事か、と思います。

思うに、インフラとしての電気は、断層が多い日本には、美観と称し、地下に埋めるのは、もしもの災害時には、よっぽど強度の良い共同溝で無い限り、危ういと思っていましたが、今回の地震では、同だったのでしょうか…?
電気もしかりですが、<構造を単純化する>ことが大事なようです。
建物も然り、と思っています。
(ガウディも、構造的には、合理的なのですが…。でも、現代日本の建築家は、分かって無い人が結構います。)


投稿: mohariza | 2011年3月13日 (日曜日) 午前 02時27分

>moharizaさん

>>私のブログには、昨日(11日)は普段の5倍、今日(12日)は10倍以上のアクセスがあり、皆、日本列島がどうなるか?を不安がっていると思いました。

普通に地震のメカニズムを考えれば、あれだけ激しい地震が起こった後ですから、同一地域にあれ以上の災害が起こるとも思えないので、地震の直接被害についてはそれほど心配する必要はないのかな、と楽観視しております。素人考えですが、西日本のほうでも一度大きな震災が起こっていますから、当面大規模な地震を警戒する必要はないのではないかと思っています。

いずれ今回感じたことをまとめて書こうかと考えていますが、今現在重要なのは被災地域の生存者を可能な限り救助することと、ライフラインが破壊された地域の生活支援、長期的には福島原発放棄の影響による電力供給不足と、日本全体の経済復興、そう謂う事後処理の部分が重要になってくるでしょう。

>>民衆の不安を煽る風説を流すのは、厳に慎むべきで、
>>地震国として、冷静な国造りが大事か、と思います。

大局的には、マグニチュード九・〇と謂う古今未曾有の激甚災害だった割には、被害規模は少なかったとは思います。一六年前の阪神淡路大震災では、六四三四名もの尊い人命が喪われ、総額一〇兆円規模の被害を蒙りました。この悲劇的な大震災ですらマグニチュード七・三と謂うことですから、今回の九・〇が如何に巨大なエネルギーであるか想像すら出来ません。

そして、阪神淡路大震災の規模が六〇〇〇名超であったのに比べ、今回の東日本大震災でそれより遙かに巨大な激震を蒙りながら、今現在判明している犠牲者が一〇〇〇名超の規模であることは、単に「運が良かった」わけではなく、阪神淡路の貴重な先例から来るべき震災への備えを固めていたからだと思います。

これは何も「関西の人々の犠牲を踏まえて関東の多くの人間が助かったのだから、あの震災の悲劇も無意味ではない」と言っているのではありません。過去の悲劇は他の誰かの役に立ったからと謂って意味があったりなかったりするものではなく、それだけで絶対的に不条理なものですが、人間は悲劇的な過去を乗り越えて来るべき未来に対して備える能力を持っている、それは信じるに値する「事実」なんだと思います。

そして、たしかにこの現状でも、悪質なデマを流したり善意からその流言を拡散させてしまったり、他人の不幸を好機と捉え、大はしゃぎで浅ましい宣伝を流布したり、自身の信条を主張したり、足許を視て暴利を貪る火事場泥棒のような輩が幾らか跳梁していることも嘆かわしい事実です。

しかし、もっと重要なことは、大多数の困窮している人々は、無秩序な略奪に趨ったり弱者を踏みつけにして自身の利益を図ったりすることなく、互いを思いやりながら行動出来ていると謂う事実です。こんな局面で卑劣な挙動に趨っているのは、自身が困っているからではなく、「もっと儲けたい」「この機に乗じて自分の意見を通したい」と謂う醜い欲望に駆られた愚か者だけです。

その意味で、すべてが理想的ではないけれど、おそらく人間に可能な限りの備えは為されていたのだし、事前の想定を超える事態による被害は、それは不可抗力と解するのが現状では最も冷静な態度なのだろうと考えます。

首都圏を襲う大地震がいつか来るだろうと誰もが怖れていたとは言え、それが五〇〇年に一度の超弩級災害であることなど、誰が予想し得たでしょうか。そして、平時にそのレベルの災害に対する備えを訴えることは、実際に起こった現状から遡って考えるよりもよほど困難であることは改めて言うまでもないことです。

>>思うに、インフラとしての電気は、断層が多い日本には、美観と称し、地下に埋めるのは、もしもの災害時には、よっぽど強度の良い共同溝で無い限り、危ういと思っていましたが、今回の地震では、同だったのでしょうか…?

これは逆だろうと思います。今回の震災による停電は、主に発電所からの給電停止によるものであって、局地的な断線によるものではなかったと認識しています。これが地下埋設以前のように至るところに電柱が林立しているような状況だったら、この激震で電柱が倒れたり断線が相次いで、復旧までに収拾の附かない混乱状況になっていただろうと思います。

電力会社の定番のメッセージとして「切れた電線には近寄らないでください」と謂うものがありますが、人口が密集した首都圏都市部の至るところに切れた電線がブラブラしていたらと思うと、ゾッとします。

今回の震災では、漏電による火災やガス漏れによる爆発事故は、被害規模と比較して驚くほど少なかったと思いますが、これは大規模震災の場合に想定される最も明白なリスクでしたから、それに対して効果的な対策が為されていたことは認める必要があると思います。

投稿: 黒猫亭 | 2011年3月13日 (日曜日) 午後 05時15分

コメントを書いた後にネットやtwitter を覗いてみたら、宮城県警による「県内の死亡者は一万人単位の見込み」と謂う情報が…。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110313/dst11031317120071-n1.htm

地震の被害に対する備えは効果的だったとしても、津波被害がこれほどのものとは。

最早言葉もない。

投稿: 黒猫亭 | 2011年3月13日 (日曜日) 午後 05時38分

無事で何よりですが、原発があの様子ではまだ安心できないです。
何とか事態が収束してくれる事を祈るばかりです。

投稿: うに | 2011年3月13日 (日曜日) 午後 09時06分

 福島県在住の私も、何とか大きな被害は免れました。

 最終的には死者は5桁に達してしまうでしょう。行方不明であることさえもわからない人だけで数万人に達するようです。

 今回の地震を阪神・淡路のアナロジーで考える人が多いように感じます。東北は広く、津波被害を受けた地域も広すぎ、人海戦術で捜索をするなど、不可能です。また、原発が多数被害を受けているという点でも、阪神淡路とはまったく異なります。

 ところで、県外メディアではあまり報じられていないようですので、お知らせを。福島第2原発は1・2・4号機が運転中で、冷却機が津波のために動かなくなっていました。が、米国から提供された冷却機に交換した結果、1・2号機は炉内温度が100度以下に低下、4号機は冷却中です。
あとは心配なのは第1原発です。

投稿: 憂鬱亭 | 2011年3月14日 (月曜日) 午後 07時45分

>うにさん

ご無沙汰しております。

今日で福島原発の事故は五日目になりますが、まったく終熄する様子が見えないのはたしかに不安ではあります。事態の推移を見守るだけでもこれだけ疲弊するのですから、現場で対処している人々の疲労も甚だしいとは思います。ただ、われわれが必要以上の心配をしても意味はないし、現場の技術者が最善を尽くしていると信じることが重要だと思います。

ネットで散々言われていることではありますが、関東以西の被害を被っていない地域では、普通通りに日々を楽しみ経済活動を継続して戴くことが、東日本の人々にとっても一番の励みになると思います。

投稿: 黒猫亭 | 2011年3月15日 (火曜日) 午後 04時40分

>憂鬱亭さん

毎日不安な日々をお過ごしのことと思います。

>>今回の地震を阪神・淡路のアナロジーで考える人が多いように感じます。東北は広く、津波被害を受けた地域も広すぎ、人海戦術で捜索をするなど、不可能です。また、原発が多数被害を受けているという点でも、阪神淡路とはまったく異なります。

阪神淡路を遙かに上回る超巨大地震だったにもかかわらず、地震自体の被害は比較的軽かったと謂うことなんでしょうね。しかし、津波によって事前の想定をさらに上回る甚大な被害が引き起こされたと謂うのは、何とも皮肉と謂うか、人智の非力を思い知らされて打ちのめされる想いを覚えます。こうなるともう誰かの手落ちで起こった被害と謂うものではなく、今後同様の事態に対してどのように対処すべきであるのかを考えるしかないでしょう。

福島原発はこれまでにも度々事故を起こしているようですから、現地の方々にしてみればやりきれない想いだろうと思います。直接当事者の方々に対して「東電を信じましょう」と言ってみても納得出来ないとは思いますが、現状では現場で対処している人々に任せることしか出来ないのも事実です。

>>ところで、県外メディアではあまり報じられていないようですので、お知らせを。福島第2原発は1・2・4号機が運転中で、冷却機が津波のために動かなくなっていました。が、米国から提供された冷却機に交換した結果、1・2号機は炉内温度が100度以下に低下、4号機は冷却中です。

第二原発については喫緊の危機はないと謂うことですね。基調な情報をありがとうございます。第一原発については今朝また心配な事態が起こりましたが、一刻も早い終熄を願う以外ありません。短期的に何か処置をすれば好いと謂うものではなく、継続的な冷却処理を要することだけに、今後も潜在的な不安が続くことになりますが、とにかく現時点における危機的な状況が迅速に回避されることを祈ります。

一方では、東京湾岸の埋立地域もまた液状化現象で壊滅的な打撃を蒙っているようなのに、マスコミの報道がまったくと謂ってないのが気がかりではあります。今のような不安を煽るばかりの報道ならいっそ報道しなくても好さそうなものですが、報道によって被害状況が世間的に認知されない限り、被災地であることの理解が得られない怖れがありますから、難しいところです。

投稿: 黒猫亭 | 2011年3月15日 (火曜日) 午後 04時41分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 地震:

« 何が問題だったのか | トップページ | あの日、大きな地震があった »