コメント欄でうさぎ林檎さんに教えて戴いたのだが、どうやらあのアタマの不自由な都知事がまた世界征服の悪計を画策していたらしいので、急遽お知らせ。下記はうさぎ林檎さんにご紹介戴いた、作家・藤岡真氏の記事である。
都民に告ぐ(2010/03/08)
すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、2月24日に、東京都青少年健全育成条例の改正案が出され、その中に、「非実在青少年」(つまり実写でなく、マンガ・アニメ・ゲームに出てくる青少年)への規制が盛り込まれています。
これは、 「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」と規定されており、つまり設定が18才以上になっていても、「18歳以下に見えれば」ダメ、ということです。
つまり、国の方で何度も改正(改悪)が話題に上りながらも、反対が多く先に進まないでいる「児童ポルノ法」における、「単純所持規制」(=とくに売買する意思を持っていなくとも、「児童ポルノにあたるもの」を単純に「持っている」だけで逮捕)、「マンガ・アニメ・ゲームその他、画像として描かれる青少年の姿にも児童ポルノ法を適用する」というもくろみを、都の条例で先に決め、規制してしまおうという法律です。
※藤岡さんに直接ご指摘を戴いたのだが、前掲記事は編集者・評論家である藤本由香里さんのmixi記事の転載と謂うことである。
細かいことはリンク先を読んで戴くとして、キタナイことを考えるよなぁ。この種の問題って、「国家レベルでは難しいが、自治体レベルなら比較的自由度がある」と謂う種類の問題じゃないだろう。国家のレベルでダメなら自治体のレベルではもっとダメに決まっているじゃないか、自治体住民と謂う限定された階層の上位に位置する国民と謂う最上位の階層で保証されている人権の侵害が問題になっているんだから。
自治体レベルのローカルルールでは、国家レベルでは制限のある行為に関して一定の自由度を与えると謂うのであれば問題はないが、「ウチの管轄地域では一定範囲で人権が停止されます」なんて乱暴なルールをローカルレベルでホイホイ決めても好いと考える地方議会の法感覚のひどさは、一度大掛かりな喝を入れて綱紀粛正が図られないといかんのではないかとあらためて危機感を覚えた。
とにかく、こんな知事が三選するような都政は危ない。石原慎太郎のようなマンガみたいな実在の「気違い都知事」よりも、東京国の皇帝になった黒岩省吾のほうが本物のマンガであるだけよっぽどマシな都知事である。勿論これは「良いベトコンは死んだベトコンだけだ」と謂う類の逆説だが(笑)。
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