2011年3月18日 (金曜日)

あの日、大きな地震があった

今回の震災で、埼玉の田舎のほうにも計画停電をはじめとしていろいろな影響が出てきて、ブログを書く気にはならなかった。長時間集中してテキストを書く気になれないと謂うより、短い時間にあまりにも時々刻々状況が推移するので、twitter のような即時性の高いツールから離れられないと謂うのが正確なところである。

実際、最初の地震が起こってから、録画しておいた馬鹿馬鹿しいTV番組でも観て落ち着きを取り戻そうと何度か試みてみたのだが、三〇分もしないうちに福島原発や東電、政府の対応に動きが出て、視聴を中断してはTV中継に見入ると謂う状況が続いた。

こう謂う状況の中でも、さらには被災地で心細い生活を余儀なくされながらも、冷静に状況を見詰め良記事を書いて多くの人々に有益な情報を発信している方がおられるのは感嘆するばかりであるが、まあハッキリ言ってウチのブログはココログにしてはそこそこアクセスがあると謂う程度の過疎ブログであるから、twitter で妥当な情報を仕込むのが得策だろうと考えていた。

今は少し状況も落ち着いて、ブログ記事を書く間くらい世間の動きから目を離しても不安はないだろうから、忘れてしまわないうちに震災当日のことを思い返して書き留めておきたいと思い立った。

言うならば個人的な備忘の類であるから、不特定多数に向けて有益な情報を発信しようと謂うつもりもない。この現状において多くの人々に必要なのは、まず正確な知識と情報であって、推測に基づく「意見」ではないからである。再々申し上げているように、オレは特定分野の専門知識を持っている人間ではないから、こう謂う場面ではあまり人様のお役に立つことは書けそうもないので、このエントリは一つの個人的手記としてお読み捨て戴ければ幸いである。

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2010年7月19日 (月曜日)

(ほぼ)1日中山道

突然だが、皆さんに哀しいお報せです。

人間は炎天下の山道を二五キロ歩いても七、八〇〇gしか体重が減らない。

これを読んで「今回も『お達者倶楽部ネタ』か」とウンザリしたあなた、正解です。薄鬼魅悪い健康マニアと化した黒猫亭は、最早平地では飽きたらず、昨日は東武東上線で小川町くんだりまで遠征して、この糞暑い最中に一日ハイキングを楽しんだ。

……今嗤った奴…そう、おまえだ、おまえ。

一歩前に出ろ、そして歯を喰い縛れ。

オレがハイキングを楽しんで何が悪い、たとえ季節外れだろうがオレ以外誰も徒歩でそんなコースを歩いていなかろうが、後先考えずに今頃「山歩きを楽しみたい」と思い附いちゃったオレの穢れなき純粋な気持ちを嗤うことは誰にも許さんぞ(笑)。

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2010年7月11日 (日曜日)

遠足の日々

今回もしつこく「お達者倶楽部ネタ」である(笑)。

前回のエントリで報告した通り、最近はヒマさえあれば無闇にあちこち歩いて廻っているのだが、病膏肓に入ると謂うのか、休日には一日一〇キロ以上歩いている。何のことはない、脳梗塞からは立ち直ったが別の病気に罹ったようなものである。

前回のエントリを上げた翌日も仕事が休みだったので、前日に警察署への順路を調べた際にその近所に県南屈指の名刹があると謂うことを識って、かねて予定していた散髪のついでにさらに一足伸ばして拝観してくることにした。

勿論真面目な信心ごころから出た行いではないから、「拝観」と謂っても「見るものにして尊ばず」の類の冷やかし半分なものだが(笑)、境内には武蔵野の俤を残す広大な雑木林が鬱蒼と拡がっていて、梅雨時には珍しく強烈なカンカン照りだった当日には相応しいチョイスだった。

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2010年6月17日 (木曜日)

あんまり本人乗り気じゃなかったのでは

山梨で甲羅に「カメデス」と落書きされた亀が見附かって、落書きを消す方針で県職員が保護しようとしていたのが、昨日警察官に保護されたそうな。結局無理に消さずに脱皮を待つことになり、県の水産技術センターに送られたそうだが、何だかこの話を聞いてかなり微妙な気分になった。

たしかに生き物に落書きをすると謂うのは、人間の倫理観では許し難い悪戯に感じられるのだが、たとえばこれが鳥や獣の場合なら、仲間から排斥されたり天敵に見附かりやすくなるとか獲物を捕らえにくくなると謂うような問題が考えられるが、亀の甲羅の落書きと謂うのは、多分当の亀にとっては何ら実害はないだろう。

まあ、オレは亀の生態に詳しくないから、思わぬ問題が生じる可能性もないではないだろうが、多分公園のお堀に住んでいる亀なんだから、甲羅の落書きが目立ってもそんなに実害はないのではないかと思う。

おそらく、当人視点における虐待に類する行為と謂うのは、人間に捕まってペンキで文字を書かれた際に不快を感じたくらいで、その後はいつも通り普通に暮らしていたのではないかと思う。これを再び人間が捕まえて落書きを消すと謂うのは、亀視点では落書きされた際と同じくらい不快だったりストレスがあったりするんではないかと謂う気がするし、脱皮すれば自然に消える可能性が高いと謂うのであれば、放置しておいても結果は変わらないと謂う言い方も出来る。

それをわざわざ捕獲して水産技術センターで保護することに、亀視点ではあんまり積極的な意義はなかったんじゃないかなんて思うのだが、どうだろうか。まあ、相手は爬虫類のことだから、公園のお堀でも水産技術センターでもそんなに気にしないとは思うのだが(笑)、亀視点においては一連の人間の努力は別段自身にとって何の意味も持たないような気がする。

おそらくこの一件は飽くまで人間視点における動物愛護の倫理の問題であって、当の亀にしてみれば大騒ぎせず抛っておいてくれたほうが面倒がなかったんじゃないか、なんて感じてしまうわけである。

動物愛護の倫理自体は当然間違ってはいないのだが、この場合は偶々人間が動物に対して行った「没義道」が動物自身にほぼ全く被害を及ぼさず、従ってその非道に憤った人間による「救済行動」も動物自身に何ら益するところがない、と謂う不可思議な状況が現出したわけである。

勿論、落書きをした犯人は相応の責任を取るべきだと思うし、亀の場合は問題がないと仮定しても、前述の通り相手が亀ではなく野生の哺乳類や鳥類だったとしたら相当の実害を被っただろうから、「これに類する行為」の再発を防ぐ努力も必要だろうと思う。しかし、今回の場合、たまたま相手が亀で、甲羅に落書きがあろうがなかろうがほぼ日常生活に何の影響もなさそうだったので、何とも微妙な気分になったわけである。

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