何故か埼玉は尼の予約商品の発送が練馬より早い、と謂うか、練馬は関東近県よりも発送が遅いことが複数の証言から識られていたのであるが(笑)、ウチにも発売日の一日前に「レッドクリフPart II —未来への最終決戦—」のDVDが到着した。練馬在住時代に、何故練馬だけ予約商品の発送が遅れるのか尼にしつこくメルして問い詰めたことがあるのだが、煎じ詰めると結局「わからない」と謂う返事であった(笑)。
早速腰を据えて鑑賞したいところであるが、現在ウチのブラウン管TVは二台とも不調なので、二時間超の映画を集中して観る気がしない。現在居間に据えてあるほうの一台は春先くらいから突如甲高い異音を発するようになって、冷房をガンガン効かせた上に扇風機で風を送ってやらないと「キーン」と謂う不快な音を発する。
不快なだけなら我慢もするが、ブラウン管TVがスピーカーではなく内部から異音を発すると謂うのは相当ヤヴァい電源系のトラブルだろうから、ちょっと怖くて無理をする気にならない。暫く主電源を切って放置しておくと多少状態が良くなるのだが、依然として不安定である。入れ込んで映画を鑑賞している最中に、放送終了後の試験信号のような異音が発生して鑑賞中止なんて無粋な状況はゾッとしない。
もう一台のほうは、球面ブラウン管で四隅が歪む(普通の番組を観ている分には気にならないが、HDDレコーダーの操作をしていると、直線の画面構成要素が多いので不快を感じる)と謂う不満もあるが、それ以前に完全に描画がおかしくなっていて、画面の上四分の一程度が歪んで映る上に、一定時間経過すると色の濃度が薄くなってしまうので、長時間の鑑賞には耐えられない。そもそもこちらのTVが不調になったのでもう一台買ったのであるから、その一台が毀れてしまったらすでにもう打つ手なしである。
居間のTVは、忘れもしない実写版セラムンの放映時期に買ったのだから、高々五年かそこらしか保たなかったことになるが、時代的にワイド液晶への移行期に入っていたのだから、四対三のブラウン管TVなんてメーカーのほうでもそんなに長期間保つように作っていなかっただろう。大体〇〇年代に製造された家電製品なんて、国際価格競争力がどうのとかコストダウンがこうのとか盛んに言われていた時代の産物だから、九〇年代に比べると大分品質が落ちるしなぁ。
それでなくても、元々ブラウン管式の大型TVと謂うのはそんなに保たないものらしいから、まあしょうがないと謂えばしょうがない。それに加えてウチには体毛を盛大にバラ撒きながら生きている生き物が二匹もいるから、精密機械類が毀れないわけがない。
まあ、室温が高くなると異音がすると謂うことは、この夏さえしのいでしまえば寒い時期は保つと謂うことだから、アナログ放送の停波まで精々騙し騙し使っていこうと謂うところである。この夏は幸いにして冷夏なので(笑)、物凄く肌寒い日にでもこれまでに溜まった映画のDVDを消化しようかと思う。
そう言えば「スウィニー・トッド」も買ったきりまだ観てないなぁ。
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